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農学部長からのメッセージ

宇都宮大学農学部は1922年に宇都宮高等農林学校としてスタートし、2022年に100周年を迎えました。これまで、2万名以上の卒業生が農林関係をはじめ、食品、製造、金融、サービスなど産業界、行政、教育、そして研究機関などで活躍してきています。

農学部には持続的に発展する共創社会実現のため、食料生産、生命科学、環境の専門領域に関する深い知識、GXやDXの基礎およびSDGsに対応した幅広い素養を身につけた高度専門技術者、研究者、公務員等の実践的人材養成が求められています。

特に、「深刻化・複雑化した現代社会の課題を解決し、持続可能で豊かな未来社会を切り拓く農学」を『未来農学』と定義しました。この基本理念を基盤とし、2026年から組織を改め、「フロンティア食品科学科」、「生物生産イノベーション科学科」、「環境システム科学科」、「エコロジカル社会経済学科」の4学科に再構築することとしました。

大学院博士前期(修士)課程の地域創生科学研究科では、工農総合科学専攻および社会デザイン科学専攻おいて社会デザインからイノベーションまで幅広い融合分野を学べます。さらに、博士後期課程は、40周年を迎えた東京農工大学連合農学研究科と宇都宮大学先端融合科学専攻において、思う存分研究できる環境が整っており、これまでに国内外430名以上の博士を授与しています。

本学部は、峰キャンパス(宇都宮市)と広大な附属農場(真岡市)および演習林(日光市・塩谷町)において理論と実践教育を行っています。附属農場は教育関係共同利用拠点として年間数百名の他大学の学生諸君を受け入れております。また、附属演習林においては、令和6年度より、日光・森林フィールド実習に17大学からの受入を開始しました。

また、全学センターであるバイオサインエス教育研究センター雑草管理学教育研究センターと連携した教育・研究を展開しています。

気候変動が激しさを増し、食料や環境に関しての課題解決は人類共通のSDGsとなっています。高校生の皆さん、大学時代は学びながら、国内外の友人との交流を通して、自分自身について見つめ、考えることができる貴重な時期です。ぜひ、「農学」を学び、遊び、そして「SDGs」と、その先にある「持続的かつエコロジカルな社会」への貢献を目指して頂きたいと思います。




監修コンテンツ

buzzmuffコンテンツ1 農林水産省公式チャンネルBUZZMAFF
アニメ#衣食住院正子の部屋。第5回「ヒトはなぜ花が好き?」
buzzmuffコンテンツ2 農林水産省公式チャンネルBUZZMAFF
花の育種は夢がある!宇都宮大学山根健治教授に伺いました。
#衣食住院正子の部屋
農学部長写真
農学部長 山根 健治
(やまね けんじ)