森林計画学研究室

Laboratory of Planning and Mensuration


研究室メンバー

修士課程2年1名、1年3名、4年生3名

研究室の特徴

 森林計画学研究室では,森林資源をある世代で使い切ることなく世代を越えた持続的利用を可能にする森林の整備・維持・管理の方法を研究対象としている。そのためにはまず始めに森林資源の現状を調査し,森林資源の利用目的に応じた持続的利用法を計画し,その結果を評価しなければならない。そのために必要となる基礎学問は幅広く,生物学・数学・統計学などの自然科学や経営経済学などの社会科学,更にコンピュータを使いこなす技術が必要となる。この中で特に,森林のモニタリング,方法論の開発を中心に研究活動を行っている。

研究テーマ

(1)森林調査法に関する研究
(2)GISやリモートセンシングを用いた森林空間情報解析に関する研究
(3)林分成長モデル(収穫表,材積表)に関する研究
(4)森林計画に関する研究
(5)森林評価に関する研究

研究室の活動

(1)週1回の割合で3年生を対象とした卒論開始準備のためのゼミを行っている。
(2)卒業論文や修士論文を中心としたゼミを週1回の割合で行っている。
(3)GIS・リモートセンシング・プログラミング等に関するオープンゼミを行っている。
(4)適当な時期に,夕食会を開催して研究室専攻生と教員の親睦をはかっている。

過去の卒業・修士論文テーマ

(令和5年度)
・森林の多面的機能評価ツールの開発(修士論文)
・植栽密度の異なるスギ・ヒノキ人工林における枯死木発生動態の検討
・3次元点群データを用いた樹冠定量化モデルの検討
・無人ヘリLiDARデータを利用した若齢針葉樹人工林モニタリング手法の検討
・農林業センサスデータの空間解析と森林評価-関東地方を対象として-
(令和4年度)
・スギ林における強度間伐後の樹冠成長(修士論文)
・時系列点群データによる足尾荒廃山地における植生回復モニタリング-久蔵川流域を対象として-
・LANDSAT9/OLI-2データを用いた機械学習による竹林抽出の試み-栃木県を対象として-
・広域流域における水土保全機能評価の検討-相模川流域を対象として-
(令和3年度)
・ヒノキ人工林における列状間伐後11年間の成長動態―点群データによる樹冠成長動態と樹幹成長量の関係―(修士論文)
・点群データを利用した若齢針葉樹人工林における林分構造と成長動態の解析(修士論文)
・点群データを用いたボクセル解析アプリケーションの開発
・森林機能評価の現況と課題
・森林クラウドシステムの現況と課題
・時系列Landsatデータを用いた屋久島における森林植生モニタリング
(令和2年度)
・森林経営計画制度における区域計画のための木材生産機能評価手法の検討
・AHP法を用いた埼玉県の森林機能評価
・時系列点群データによるヒノキ樹冠成長動態の解明
(令和元年度)
・単木スケールを基準にしたヒノキ人工林の長期観測による成長動態の解明(修士論文)
・点群データを利用した若齢人工林における林分構造の解析
・ヒノキ人工林における列状間伐後11年間の成長動態解析
・群馬県における林地台帳制度運用の現状と課題

関連講義実習科目

基礎統計学,森林測量学(同実習),森林空間情報工学,森林計測学(同実習),森林計画学(同実習),森林評価学