地質学研究室では,学生が受動的に教員から指示を受けるのではなく,学生自ら進んで研究に当たることを重要視しています.自分の研究テーマを遂行するには,様々な研究手法や異なる方法があるでしょう.同級生と議論したり,教員とフィールドで一緒に調査を体験したり,他大学や研究機関との共同研究の研究会に参加したり,微化石サマースクールなどで語り合って,切磋琢磨する機会を積極的に利用しよう.自分から積極的に自分自身のスキルアップを試みることが大事です.
研究の楽しさを知るためには,必ず途中段階での研究の苦しさを体験して先に進む事が重要です.研究の楽しさと苦しさを真剣に体験して欲しいと思います.
地質学研究室でのひとこま
2010年度〜2011年度の学生・院生の皆さんです.
後期:週1回のゼミ演習(必修)
主として英文テキストの理解と生物進化に関する基礎的知識の向上を目的にした輪読ゼミを毎週行っています.英語テキストは次の書籍を使っています.
週1回のゼミ(通年,木曜日15〜17時)
学生,院生,教員の全員が参加し,交代で現在進行中の研究を紹介したり,研究に必要な論文紹介を行います.4年生は自分の研究テーマに沿った日本語および英語の文献・論文の紹介を行います.各自の卒論や修士論文,博士論文の研究に必要な論文を紹介します.大学院生は,研究成果の一部や結果を学会(日本地質学会や古生物学会)で発表することを必ず経験してもらいます.3年毎に1回開催される国際放散虫研究者集会(INTERRAD)でポスター発表することを目的に海外へ出かける機会もあります.
大学院へ進学して研究を行いたいと考えている学生諸君は,いつでも研究室に相談に来てみて下さい.
「地質学」研究室の卒業生は,農学系のみならず幅広い多様な社会や現場で活躍しています.
(過去10年間)
民間(東京石灰工業,IT系企業,塾講師,スカイマーク航空,足利銀行,岩下食品,スーパーマーケット,JR東日本など)
地方公務員(栃木県警,塩谷町,宇都宮市役所,鹿沼市役所,小山市役所)
教員(農業高校教諭,中学校教諭,支援学校教諭など)
JA関係(JA全農たまご,JAてんどう,JA栃木中央など)
進学(宇都宮大学大学院,東北大学大学院,横浜国立大学大学院)など
マヒネプア半島の海食台に分布する三畳系珪質泥岩層(New Zealand, Northland, Mahinepua)