Laboratory of Forest Hydrology and Erosion Control Engineering
学部4年生3名
砂防工学研究室では,山地領域での水・土砂の移動プロセスについて研究しています。水・土砂は山から海まで移動していく過程で,人間生活に恩恵をもたらしますが,時に洪水・土砂災害を引き起こす脅威ともなります。特に近年は気候変動の影響もあり,毎年のように洪水・土砂災害が生じています。このような水・土砂のダイナミクスを森林との関わりの中で解明し,制御・防災につなげていくことを目指しています。
・森林における水・土砂の流出プロセス
・表層崩壊の発生と森林の関係
・土石流の水路実験や数値シミュレーション
・火山噴火に伴う土砂災害の対策高度化
上記以外でも,相談次第で研究可能です。
(1)週1回程度の研究室ゼミ:研究発表や論文紹介,書籍の輪読など。
(2)野外調査や水路実験。災害調査に参加することもあります。
(3)学会参加(日本森林学会,砂防学会,日本地球惑星連合大会など)。
(4)適宜,懇親会を行います(他大学の砂防系研究室とも交流があります)。。
(2024年度)
・人工林施業地における表層崩壊の発生要因とリスク評価-船生演習林を対象として-
・人工林における皆伐施業が水・土砂の流出プロセスに与える影響
(2023年度)
・斜面崩壊に起因する流木の発生プロセスの実験的検討
・気候変動による栃木県の土砂災害発生リスクの変化-将来降雨データを用いた危険降雨の評価-
砂防工学,森林水文学,治山砂防計画法,砂防工学実習