森林資源利用学研究室

Laboratory of Forest Products

研究室メンバー

博士課程5名,修士課程1名,学部4年生4名

研究室の特徴

 森林資源利用学研究室は,森林科学科の研究室の多くが木を育てることに関する研究をしているのに対して,育てられた木や森林から産出される様々な物質の有効的な利用法を考えていく研究室です。

研究テーマ

(1)リグニンの微生物分解
(2)樹木の病原菌に対する防御機構
(3)木質バイオマスのエネルギー・原料への化学変換
(4)樹木二次代謝産物のメタボロミクス
(5)きのこ菌床からの有用代謝物・タンパク質の探索

研究室の活動

(1)毎週1回,学部ゼミ(4年生,院生),1人ずつ持ち回りで英語論文の紹介を行なっている。
(2)毎週1回,大学院ゼミとして,英文書籍の輪読を行なっている。
(3)毎週1回,学部・大学院共通ゼミとして,有機化学及び植物生化学・分子生物学の英文書籍の輪読を行なっている。
(4)3月日本木材学会,日本植物病理学会,9月日本植物細胞分子生物学会,10月リグニン討論会

過去の卒業・修士論文テーマ

(卒業論文)
・樹皮タンニン含有塗料添加物の抗酸化能の検討
・シイタケの菌体外βーグルコシダーゼの部分精製
・サワラ材における抽出成分の定性分析および構造解析
・サワラ腐朽材における抽出成分の定性分析および構造解析
・タイの4年生Eucalyptus camaldulensisの木材化学成分量とクラフトパルプ特性の家系間変異
・カバノアナタケIO‐B2株に感染したシラカンバ幼植物体No.8のカルスに生成する特異的タンパク質のプロテオーム解析

(修士論文)
・カバノアナタケ菌IO-U1株に感染したシラカンバ幼植物体No.8の病原抵抗性機構に関するイメージング質量分析法およびプロテオミクスを用いた研究(英文)
・カバノアナタケ菌IO-U1株に感染したシラカンバ幼植物体No.8における特異的ペルオキシダーゼ及びフェノール性化合物の生体内分布の解明(英文)

関連講義実習科目

(学部)森林資源利用学,木材組織学,木材構造学,森林基礎化学,森林化学,木材材料学,木材加工学,森林遺伝育種学,森林バイオテクノロジー,林産学実験,木材組織学実験I・II,森林化学実験,木材材料学実験,森林資源利用学実習
(大学院)植物機能化学