根津 郁実
ねづ いくみ
助教/
育林学分野/
樹木成長・材質研究室
Assistant Professor
Ikumi NEZU

プロフィール
生年月(出身県等)
1997年1月(栃木県)

学  位
博士(農学)

専門分野
木材組織学、木材材質学

研究テーマ
成長と材質の経時データ解析、林業樹種における材質育種、材質評価のスマート化、熱帯樹木の木部成熟様式、早生樹における肥大成長と木材性質の関係、木材の耐朽性

教育活動
(学)森林科学総合実習


学協会活動
 日本熱帯生態学会、森林遺伝育種学会、日本森林学会、日本木材学会、日本木材加工技術協会

自己紹介
 宇都宮市で生まれ、高校・大学・大学院と12年間を宇都宮で過ごしました。小さい頃からピアノを、高校から大学まではオーケストラ部でコントラバスを弾いていました。ピアノの先生を目指した時期もありましたが、高校生の頃、自然科学から社会科学まで幅広く学べる森林科学に惹かれ、宇都宮大学の森林科学科に進学しました(やりたいことが特に決まっていなかったというのが本音です)。 卒論研究をきっかけに熱帯材に興味を持ち、以来、国内外の木のWood quality(材質)を中心に研究を続けてきました。具体的には、フィールドに出向き、木材サンプルを採取し、細胞の大きさなどのミクロな性質から、製材品の強度などのマクロな性質までを調べています。材質は、樹種や樹齢、遺伝的背景や環境条件によって多様であり、そうした違いが、「なぜ・どのように」生まれるのかに魅力を感じています。また、材質の情報とモデリングやICT技術を組み合わせた、材質評価・管理のスマート化にも関心を持っています。川下である木材産業だけでなく、森林を育てる川上の現場へ、よりよい形でフィードバックできるよう教育・研究に取り組んでいきたいです。