開講科目の案内

比較農学・作物栽培学  栽培気象学 国際農業協力論 人間生活と植物

比較農学特論(Topics in Comparative Agriculture)

農業気象学特論(Advanced Agricultural Meteorology)

 クリックして頂ければジャンプします! また,授業に関連したミニ講義室も開講しています

 

 1.比較農学・作物栽培学  

<授業の目標とねらい> 

 前半の作物栽培学(吉田担当)では,農学部で学ぶ各種の専門科目のための基礎知識である,作物とは何か,どのように成立してきたか,どのような種類があるか,栽培方法,品種はどのようにできたか,どのような問題があるかについて学ぶ。

 後半の比較農学(本條担当)では,温帯域から熱帯域での大きな気象環境の違いと農業・食糧生産への関心を高めてもらうことが目的です。主要な内容は,比較農学とは何を扱うのか,日本の農業・食糧生産概況、世界の農業・食糧生産概況,農業生産とエネルギー・労力,水資源と農業生産力,乾燥地帯の天水農業,乾燥地帯の灌漑農業,熱帯地域における農業の概況,作物と適地性・環境適応について,事例研究や生産現場での問題点を交えながら解説します。

<教員からのメッセージ>

 日本を含め、世界の農業に関心を持ってください。輸入食糧に依存しているわが国では、農業生産の現場が世界にあると考えてください。他国の農業生産への影響はすぐにわが国に影響します。

<授業計画>   太字 部分を 担当し ます

第1週 オリエンテーション(授業計画、講義の概要、成績評価法など) 作物の定義,分類表での位置,学名

第2週 品種の分化,品種改良,品種の特性や適応性

第3週 稲麦の栽培方法,雑草防除

第4週 有機栽培

第5週 採種・奨決制度,研究普及の組織

第6週 最近の品種の特徴

第7週 品質,食味,中間試験

第8週 日本の農業・食糧生産概況

第9週 世界の農業・食糧生産概況

第10週 農業生産とエネルギー・労力

第11週 水資源の活用による食糧生産

第12週 乾燥地帯の天水農業

13週 乾燥地帯の灌漑農業

14週 熱帯地域における農業の概況

15週 期末試験

  <教科書・参考書・教材と入手方法>

 参考書:「新編食用作物」 星川清親 養賢堂

 参考書:「食糧生産の生態学」I〜? R.J.ルーミス・D、J.コナー(堀江・高見 監訳) 農林統計協会

 参考書:「熱帯農業概論」 田中 明編著 築地書館

            必要に応じて、授業中に適宜参考書等を紹介する。

 

栽培気象学

<授業の目標>

 環境の悪化は、地球規模で憂慮されるほどにまで広がり,生物への影響もますます懸念されるようになってきた。我々の生産活動は,地球上の自然地理学的過程や生物学的過程または生態学的過程のなかを流れ動いている物質やエネルギーの一部を人間の生存のために利用することである。それゆえ,近未来の気候変化・温暖化や人口・食糧問題を考える時、気象・気候条件や気象情報を利用して、農業生産を安定させながら,どのように増産を図るかが重要となる。ここでは,農作物を対象に生産と環境との関わりを理解してもらうことが目的です。

  <授業の内容>

 農業生産に関わる農学・生態学を理解する上で必要な植物を取り巻く大気環境を理解することは不可欠なものです。そこで,「栽培気象学」では,農学系の大学生が少なくとも身につけて置かねばならないと考える植物と農業と気象環境の関係を理解してもらうためのものです。主要な内容は,農業・植物生産力と気候,耕地における太陽エネルギーの配分,耕地の微気象,作物の生理・生態と環境,気象・気候環境の利用・改良,施設利用型農業における自然環境・生物機能の高度利用、環境条件の変化と作物,リモートセンシング・メッシュデータ・生体情報の利用,作物生育シミュレーションについて,具体的事例を交えて解説します。地球規模の現象から,例えば植物の葉面上の微細な現象まで,環境と植物の関わりや保全的な機能など,農業環境分野への関心を高めたいと考えています。

<教員からのメッセージ>

 地球環境に関心を持ってください。異常気象,気候変動,地球温暖化,砂漠化,大気の質の変化など,我々は気象環境が大きく変わりつつある時代に生きています。農学系の学生に限らず自然科学に関心ある人たちの受講を希望しています。

<授業計画>

第1週 オリエンテーション(授業計画、講義の概要、成績評価法など)と大気の構造

第2週 地球の大気(大気と地球の熱の出入り,気温,温度,気圧)

第3週 大気の流れと天気(地球に吹く風,天気の移り変わり)

第4週 大気の流れと天気(災害をもたらす気象,地形が作り出す気象,異常気象)

第5週 植物を取り巻く放射環境

第6週 地表に接した大気の特徴・熱と物質の流れ

第7週 植物の水環境,微気象と植物

第8週 気候と植物分布,気候と植物生産

第9週 環境ストレスと植物,植物の環境保全機能

10週 地球環境変動と植物(栽培限界地での例の紹介も含む)

11週 都市の気候環境や環境汚染

12週 植物生産における気象環境の調節(耕地)

13週 植物生産における気象環境の調節(栽培施設

14週 気象・生態情報を利用した作物生育シミュレーション・生育モデル

15週 期末試験

<教科書・参考書・教材と入手方法>

 教科書:「農学・生態学のための気象環境学」文字・平野・高見・堀江・桜谷編  丸善(1997)

 参考書:「新しい農業気象・環境の科学」 日本農業気象学会編 養賢堂(1994)

 参考書:「気象利用学」気象利用研究会編 森北出版(1998)

 参考書:「耕地環境の計測・制御」早川・真木・鈴木編 養賢堂(2001)  

国際農業協力論

<授業の目標>  

 「国際協力」は我が国の重要な課題であり,国際社会における義務ともいえる。政府開発援助(ODA)の額は世界のトップ水準にある。また,熱帯では豊富な太陽エネルギーとともにその変動著しい降雨状態により農業やその他の生産活動が大きな影響を受けている。しかも,この地域には発展途上国が多く,急速な人口増加に農業・食糧生産が追いつかない場合が多い。発展途上国や生産限界地への農業協力は主要な分野である。本授業では,国際協力を行う上での問題点を把握するとともに,発展途上国での農業事情等の紹介や農業協力の具体的例を取り上げて,地球規模での農業・食糧生産に対する国際協力のあり方についての関心を高めることが目的です。

  <授業の内容>

 前述のように「国際協力」は国際社会における義務ともいえ、わが国のODAの額は以前は世界のトップ水準にあった。それでも,国際的に望ましい水準(GNP 0.7%)には,はるか及ばなかった。しかも,ODAには,その使途や効果について,多くの意見や批判があるのも事実である。そこで,「国際農業協力論」では,「○○学」のように定まった学問範囲のものを扱うのではなく,より現場に近いところからの考え方や活動例を示すことにより,ODAなどの援助や協力の仕組みを理解し,農業分野でどのような活動が行われてきたかを知ることで,農業・食糧生産に対する国際協力のあり方についてのそれぞれの考え方を深めることが目的です。主要な内容は,政府開発援助とは,農業協力の方法とは,農業協力の課題と展望,発展途上国の農業事情,国際農業協力の具体例を紹介あるいは解説して,実際の活動事例を取り上げながら、対象国の農業事情も紹介します。

<教員からのメッセージ>

 日本を含め,世界の農業に関心を持ってください。難しい学問?や講義を目指してはいません。自分で見聞きしたことを中心に進めていきます。国際農業協力について,出来るだけ自分で考える力を持つようになることを目指しています。

<授業計画>

第1週 オリエンテーション(授業計画、講義の概要、成績評価法など)と国際的な意識&知識調査の実施

 国際農業協力論では何を目指しているか?

第2週 前回の意識&知識調査についての集約と食糧の安定供給・人口問題

第3週 政府開発援助(二国間援助、多国間援助、低所得国とは)

第4週 国際協力の何故必要か?  国際協力の歴史、対象国の経済・自然・社会・課題・統計資料

第5週 国際農業技術協力  目的・協力内容・持続性・国際協力事業団(JICA)に事業、専門家について

第6週 農業技術協力の実例検証(1)インドネシアでの例:インドネシア作物保護プロジェクト-1

第7週 農業技術協力の実例検証(1)インドネシアでの例:インドネシア作物保護プロジェクト-2

第8週 農業技術協力の実例検証(2)トルコでの例:トルコ半乾燥地域農業開発現地実証調査-1

第9週 農業技術協力の実例検証(2)トルコでの例:トルコ半乾燥地域農業開発現地実証調査-2

10週 農業技術協力の実例検証3)ブラジルでの例:南ブラジル小規模園芸研究計画-1

11週 農業技術協力の実例検証(3)ブラジルでの例:南ブラジル小規模園芸研究計画-2

12週 農業技術協力の実例検証(4)紹介したプロジェクト推進上の問題点:わが国の国益とは?

13週 農業技術協力の実例検証(5)ブラジル・セラード農業開発協力事業:「国益から国際益への21年」

14週 農業技術協力プロジェクト  プロジェクト・サイクル・管理(PDM)とその方法

15週 期末試験 ( 2005 年度 回答 記入例 )

<教科書・参考書・教材と入手方法>

 教科書は特に指定しない。必要に応じて、授業中に適宜参考書等を紹介する。

 参考書:友松・桂井・岸本編:国際農業協力論.古今書院

人間生活と植物(教養教育科目)

               (山根健治と本條 均の2人で担当します)

<授業の目標>

 食物と人類のかかわりも非常に興味深い。今,店頭に並ぶ色とりどりの野菜や果物,花々,しかし,日本原産の植物は意外と少ない。ここでは,私たちの生活となじみが深い植物たちのルーツを探り,世界の自然と文化に思いをはせ,植物の持つ特性やそれを利用発展させる技術などを,暮らしに潤いや彩を与える「くだもの」と「花と野菜」をテーマに紹介し,さらに食糧資源としての食べ物の生物学を取り上げます。2人の担当教員で分担します。講義を通じて,植物の面白さを理解していただければ幸いです。

<授業内容>

 「人間生活と植物」では,私たちの生活となじみが深い植物たちを暮らしに潤いや彩を与える「くだもの」と「花と緑」・「野菜」,「食糧資源とエネルギー」の3部門に分けて,それぞれの担当教員から理学部的な生物学(植物学)とは観点を異にした食べ,触れ,観て,五感で楽しむ,身体と精神の栄養になる植物学を紹介します。授業は,図表や写真を含めた資料を適宜配布し,画像や映像情報を出来るだけ利用して進めます。質問票を配布し,提出された質問・疑問点への解説を次回以降の講義時に反映させることで,講義の双方向性を志向しています。

「くだもののある暮らし(本條担当)」

くだものの食用部分を比較していくことから形態学を学び,名前の起源からは分類学を,その渡来や導入の経過と栽培法から植物学としての果樹学の素養が身につくことを目指しています。

「花と緑,野菜のある暮らし(山根担当)」

 現代人の生活において,花や緑は生活の質(QOL)の向上に欠かせないものであります。人は花を観賞するときや植物を育てるとき,何とも言えない楽しさ,喜びを感じるものです。「花のある暮らし」では人と花の関わりについて,人間と植物生態系の関係,園芸の文化・歴史的側面,人の心理や生理への影響,さらに園芸福祉や教育現場での事例などを学び,それを日常生活に活かすことを目的としています。 

「エネルギーから見た食糧の科学(本條担当)」

 私たちが必要な食べ物を食糧資源とエネルギーからみた生物学として見るとどうなのか?環境と両立した農業と健康な食事は可能か?持続可能な社会は実現可能か?など,私達の将来の食生活を考えます。

<教員からのメッセージ>

 普段の暮らしの中で遭遇する植物たちに関心を持つようになってください。新聞・TV・雑誌等のメディアや小売店やスーパーマーケットの店頭でも,今何が,どこから来ているかなど,アンテナを伸ばしておいてください。

<授業計画> 太字部分を担当しています。

第1週 ガイダンス(成績評価法,講義の進め方など説明)くだものと人との関わりの歴史

          聖書や記紀の果物は? 水菓子? 野菜と果物の違い? レポート:今まで食べたくだものについての調査

第2週 植物学としてのくだものの形態・分類 どこを食べているか?同じ仲間は何か?

               「○×桃」は,すべて「桃」の仲間?

第3週 わが国の主要なくだものの種類とその特性,及び品種改良や栽培の歴史(1)

ナシリンゴ;品種ができるまで,不和合性と人工授粉,「みつって何?」

4週 わが国の主要なくだものの種類とその特性,及び品種改良や栽培の歴史(2)

              カンキツ類(みかんやオレンジの仲間),ミカンとグレープフルーツの違いと機能は?

5週 わが国の主要なくだものの種類とその特性,及び品種改良や栽培の歴史(3)

              カキの甘渋の秘密,梅やの仲間,ブドウ,(生食・醸造),色々なくだものの作り方・楽しみ方

               レポート課題:「私のくだもの誌」

6週 人は何故植物を求めるのか?−人と植物の共生 人の誕生と植物,地球上の植生,絶滅危惧種と保全     

7週 人と花の関わりの文化と歴史−6万年前から現代まで  「最初の花人」−「江戸時代の園芸文化」

8週 植物が人の生理・心理に及ぼす影響  ーエコプランツ,アメニティ効果

9週 庭園にみる東西文化 −西洋式整形式庭園,日本庭園

10週 園芸療法・福祉のひろがり 園芸福祉とは,園芸福祉の実際例

11週 野菜のある暮らし(1)

12週 野菜のある暮らし(2)

13週 私たちが必要な食べ物量は?(食糧資源とエネルギーからみた生物学)

14週 環境と両立した農業と健康な食事は可能か?食糧・水・土・森林の科学

               持続可能な社会は実現可能か?

成績評価法> 

 毎回行う小テストと担当教員がそれぞれ出題するレポートにより評価する。2名の教員の担当時間の何れにも2/3以上出席しないと評価の対象としない。

<教科書・参考書・教材と入手方法>

 教科書:教員が自製したものを配布・利用します。   参考書:授業のなかで適宜紹介します。

比較農学特論(Topics in Comparative Agriculture) 

後期開講(Fall-Term Course)

【講義の目的:The Purpose of Course】

 農業は太陽エネルギーを食料エネルギーに変換する生物システムの最適化と定義できる。古来,人間の労働を軽減し,太陽エネルギーを効率的に食料エネルギーに変換するため化石エネルギーを使用してきた。ここでは,食物環を主題として取り上げ農業生産の現場から流通,消費の過程までを考察する。教材としたVaclav Smil教授の「Feeding the World- A Challenge for the Twenty-First Century」におけるメインテーマ『21世紀中頃に住む100億の民を我々は如何にして養うことができるのか』という地球規模の食糧問題について,原書を精読することにより,餓死や窮乏が切迫しているとのカタストロフィズムや技術至上の楽観豊穣主義者(cornucopian)のいずれにも与しない,如何にすれば現在の資源をより有効に活用できるか,農業生産効率の上昇と浪費の削減から食習慣の変更まで行えば我々の未来はどうなるのかという彼の冷静な分析を論議したい。

This course is designed to introduce you to the world food situation in its consideration of the complete food cycle, from agriculture to post-harvest losses and processing to eating and discarding. Specifically, we will examine Vaclav Smil’s question of how we can best feed the ten billion or so people who will likely inhabit the earth by the middle of the twenty-first century by reading his “mighty” book: Feeding the World- A Challenge for the Twenty-First Century.

【受講の要件:Requirements】

講義に出席し,最低1回は担当章のプレゼンテーションを行い,その後の質疑に対応するとともに,他の発表者への質疑に積極的に参加すること。

Course requirements include active class participation and presentation. Students are required to make at one (or more, depending on the number of students enrolled in the course) oral presentation on one of the chapters in this book. Discussions will follow each presentation.

【講義計画:Course Schedule】

Week 1 Course Briefing

Week 2 ー Week 14

1. Reasons for ConcernーDemographic Imperatives; Dietary Transitions; End of an Era

2. Appraising the BasicsーPhotosynthesis and Crop Productivity; Land, Water, and Nutrients; Agroecosystems and Biodiversity

3. Environmental Change and AgroecosystemsーChanging Soils; Environmental Pollution; What Could Climate Change Do

4. Toward Higher Cropping EfficienciesーMore Efficient Fertilization; Better Use of Water; Precision Farming

5. Rationalizing Animal Food Production

6. Consuming the Harvests

7. How Much Food Do We Need?

8. Searching for Optimum Diets

9. If China Could Do It….

【教科書:Reference】

Vaclav Smil, Feeding the World ? A Challenge for the Twenty-First Century, The MIT University Press, 2000.

6.農業気象学特論(Advanced Agricultural Meteorology

前期開講(Spring-Term Course)

【講義の目的:The Purpose of Course】

 農業生産に関わる農学・生態学を理解する上で必要な植物を取り巻く大気環境を理解することは不可欠です。そこで,農業気象学特論では,植物が生育している耕地表面付近の気象(微気象)について,その基礎から生物圏との関係までを重点的に取り扱う。特に微気象学の古典であるGeiger版「The Climate Near The Ground」が,Aron & Todhunterにより改訂されたのを機に,改訂版を教材として原著で精読することで,農業気象学の基礎的概念を学ぶ。さらに,農業と気象環境の関係を微気象から地球気候変化までを対象に事例研究や生産現場での問題点を交えながら論議し,解説を行う。

This is a graduate course concerned with the basic concepts in the study of agricultural meteorology, especially for the surface microclimate, its physical basis, and its interactions with the biosphere. We will continue our perusal of The Climate Near The Ground (6th edition by Geiger, Aron & Todhunter, 2003) which is revised and updated edition of Rudolf Geiger’s classic text, and is one of standard textbook on micrometeorology. Occasionally, we pick up several current topics, which are related to the study from microclimate to global climatic changes.

【受講の要件:Requirements】

講義に出席し,最低1回は担当のプレゼンテーションを行い,その後の質疑に対応するとともに,他の発表者への質疑に積極的に参加すること。

Course requirements include active class participation and presentation. Students are required to make at one (or more, depending on the number of students enrolled in the course) oral presentation on one of the chapters in this book. Discussions will follow each presentation.

【講義計画:Course Schedule】

Week 1 Course BriefingーIntroduction (Microclimate and Research)

Week 2 ーWeek 14

Earth’s Surface Energy Budget

Physical Basis of Earth’s Radiation Balance; Longwave Radiation at Night;

Energy Transport; Eddy Diffusion; Mixing due to Friction and Conversion;

Temperature Instability; Dispersion of Air Pollutants, and so on.

 The Air Layer over Level Ground without Vegetation

 Influence of the Underlying Surface on the Adjacent Air Layer

 Further Analysis of Energy Balance

 The Effect of Low Plant Cover on the Surface Air Layer

 Forest Climatology

 The Influence of Topography on the Microclimate

 Interrelation of Animals and Humans to the Microclimate

【教科書:Reference】

Rudolf Geiger, Robert H. Aron, and Paul Todhunter

The Climate Near The Ground (6th edition)

Rowman & Littlefield Publishers, Inc., 2003.

 

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