大学等地域特別開放事業の一環として開始された子供開放事業はその後、豊かな学び・子ども体験支援プロジェクトの一貫として継続し毎年開催されています。また、地域の幼稚園、小学校への自然体験教室の開催、附属小学校の林間学校や中学校の就業体験などにも対応しています。科学技術振興機構のサイエンスパートナーシップ(SPP)事業の一貫として高校生を対象とした宿泊実習プログラム、アグリカレッジの一環として県内の専門高校生を対象に実習を実施しています。全国の専門高校の実習助手を対象とした産業教育実習助手研修、林野庁若手職員を対象とした森林調査実習も実施しています。
国際連携事業の一環としてタイ・カセサート大学、韓国・サンジュ大学、米国イェール大学との国際連携実習も隔年で行っています。さらに各種学会、フォーラム等のセミナー、エクスカーションなども多く開催されています。
一般市民を対象として、毎年4月には樹木園の一部をカタクリの里演習林として開放、自然観察会やオリエンテーリング大会なども開催しています。「とちぎ緑づくり人材バンク」グリーンスタッフ養成講座、森林ボランティア活動「森づくりを学び実践する会」等にも対応し、地元の塩谷町生涯学習フェスティバル活動にも参加しています。
第7次経営期においても、森林科学の教育研究という本務に影響のない範囲で積極的に演習林による林業技術の普及啓蒙事業を推進していきます。