地域貢献事業・イベント

農産物の収穫や加工・試食、動物とのふれあい体験などを通じて、食を支える農業生産現場や植物や動物たちの様子を学び、豊かな感性や自然や生命を尊ぶ心を育むことを目的に、地域の小学生と保護者を対象とする「お米とくだものとミルクの不思議体験教室」を開催しています。「お米と果物コース」では水稲や果樹の収穫を中心に、「ミルクコース」では牛とのふれあいや搾乳体験を通じて、食と農について楽しみながら学ぶことができます

附属農場内の水田と野菜畑の一部を農薬や化学肥料を使用せずに栽培を行う「エコファーム」として、2006年から一般に開放しています。有機栽培や食の安全、地産地消に興味を持つ市民の方々が自主的な管理運営の下、附属農場の教職員の助言を受けながら農作物栽培に取り組んでいます。毎月1回行われる附属農場の教員による講義と共同作業は参加者の魅力の1つで、相互交流の場にもなっています。

地域住民の皆様に附属農場について知ってもらうイベントとして、2018年から毎年11月に開催しています。農産物の即売会をはじめ、農学部農業環境工学科の研究室と宇都宮市内の飲食店の共同研究により誕生した餃子などが味わえる模擬店や、教員と農学や科学技術について語り合うサイエンスカフェ、ヒツジとのふれあいや大型農業機械の展示、「ゆうだい21」の新米試食会など、大学農場ならではの催しを行っています。

農学部附属農場の活動を県内外の皆様に幅広く紹介すると同時に、農場オリジナル乳製品「純牧」や、オリジナル水稲品種「ゆうだい21」、附属農場で生産された新鮮な野菜や果実を販売するイベントとして2011年から開催しています。イベントの企画および運営は、附属農場の家畜繁殖生理学研究室に所属する学生を中心に、農場の研究室に所属する学生が行っています。2017年からはイオンリテール（株）にご支援いただき、県内のイオンモールで開催しています。