応用生命化学実験の紹介6(乳化実験)

皆さんこんにちは!宇都宮大学は8月5日から夏季休業に入りました。行動制限のない夏休み。学生生活の思い出を沢山作って欲しいなぁと思います✨ さて、今回は3年生の応用生命化学実験より、乳化実験をご紹介します。こちらの実験は、生体成分分析法IIから引き続き食品化学研究室の教員が担当しています。 乳化とは、溶け合わない2液を混合して攪拌することで、一方の液体が他方の液体に小粒子として分散する現象のことです。例えばペペロンチーノ🍝を調理する際に油とゆで汁を混ぜると最初は分離していますが、段々混ざってトロッとしてきます。あの状態のことです!

大豆油と乳化剤の入った遠沈管をホモジナイザーにセットして攪拌します。

ブロックヒーターにセットし、15分ごとに希釈して濁度を測定します。この時、分離してくるので都度ミキサーで攪拌します。

これを1時間繰り返し、エマルション(乳化の結果生成した分散液)の濁度からそれぞれの時間における脂肪級の総表面積を算出しました。

応用生命化学科では調理実習は行いませんが、食品に関連する実験や講義が開講されています。卒業時には全員が「食品衛生管理者および食品衛生監視員資格」を取得できます。栃木県内でこの資格を取得できるのは、国立大では当学科だけです! 食品関連の企業へ就職したいな~と考えている受験生の皆さん、ぜひ応用生命化学科への進学をご検討頂けると嬉しいです!(学部卒業生のうち就職希望者の23%が食品関連企業へ就職しています。詳しくは「就職・進路」ページをご覧ください)