プロフィール
生年月(出身県等)
1970年1月(千葉県)
学位
博士(農学)
専門分野
植生学,植物生態学,群集生態学
研究テーマ
地域植生管理,侵略的な植物の分布動態
教育活動
(学)植物生態学,雑草観察入門,フィールドワークの理論と実践,生物の多様性とは何か
(院)植生管理学
学協会活動
植生学会,日本生態学会,日本雑草学会,Society for Ecological Restoration
自己紹介
千葉県佐倉市出身で,陸上競技や野球に明け暮れる子供時代を過ごしました。大学入学後はアウトドアにどハマりして,年中自転車旅やキャンプ泊で過ごしていました。そんな私が,研究しながらアウトドアできるかもという不純?な理由で選んだ研究室がその後の人生を変えることになりました。恩師の先生はもちろん,当時の研究室の仲間とともに国内外の様々な植物群落の現場を訪れ,それらの分布や成立要因について調査解析した体験にやりがいを感じ,今日に至る道を選びました。
現職では地域植生管理に関する研究に取り組んでいます。中国の半乾燥地域や石灰岩地域,北タイの焼き畑地域では,過剰な人為的干渉に起因した植生劣化現象を特定し,その解決法を研究しました。近年は,研究の舞台を日本国内に移しています。市街地から里山や国立公園まで,様々な地域で増加の一途を辿るつる植物や非在来植物などの分布動態とその制御要因を研究しています。自然状態の植物群落は,環境と相互作用した絶妙なバランスによって種構成が決まります。しかし人間が介入すると,時としてそのバランスが崩れ,特定の植物種が爆発的に増えてしまいます。もちろん増えた植物をその場で減らすのも大事ですが,問題の解決にはその場だけでなく,周辺を含む地域レベルで拡がりを捉え,また引き金となる人の行為にも配慮した植生管理が必要だと考えています。最近はこういった植生管理のしくみづくりを目指し,行政や企業との連携にも取り組んでいます。
地域生態系がバランスを崩すと,侵略的生物が増えるなど人間社会に影響が生じます。私たちは生態系の基盤をなす植生の管理から生態系バランスを整えるしくみ作りを進めています。