金野尚武准教授が2020年度日本きのこ学会奨励賞を受賞

宇都宮大学応用生命化学科の金野尚武准教授が、令和3年4月17日付で2020年度日本きのこ学会の「奨励賞」を受賞いたしました。受賞課題は「シイタケが生産する多糖類分解酵素群の生化学的解析とその応用」です。

日本きのこ学会(https://www.jsmsb.jp)は、きのこの科学技術に関する研究の普及を図り、わが国の学術と関連産業の発展に寄与することを目的に活動している学術団体です。本奨励賞は、きのこの科学および技術の進歩に寄与する優れた研究を行い、将来の発展を期待しうる若手研究者に授与されるものです。

金野准教授は、きのこ類などの木材腐朽菌が生産する「酵素」に関する研究に精力的に取り組んでおります。特に、木質バイオマス利用を高度化することで、食用きのこの価値を高める研究や、木材腐朽メカニズムを解明する研究を展開しています。一連の研究成果が、きのこ類の利活用研究の発展に寄与すると高く評価され今回の受賞に至りました。