木材材料学研究室

Laboratory of Wood Material Science

研究室メンバー

博士課程2名,修士課程5名,学部4年生3名

研究室の特徴

 木材材料学研究室は,森林から生産される産物のうち,主産物ともいえる「木材」を,人間が利用するための「材料」としてとらえ,その特性解明と利用方法について研究しています。

研究テーマ

(1)木材の基礎的な材質特性の解明
(2)樹木の成長と材質の関係
(3)熱帯早生樹の材質特性
(4)非破壊試験による材質の推定
(5)広葉樹あて材における成長応力と組織構造の関係

研究室の活動

(1)ゼミ:毎週1回,英文・和文書籍の輪読もしくは英語文献の紹介を行う。

過去の卒業・修士論文テーマ

(卒業論文)
18年生マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツの木材性質の家系間変異
・ガボンに生育するAcacia属樹種の木材性質およびパルプ特性
・ヒノキアスナロにおける晩材仮道管長の半径方向変動と肥大成長との関係
・ユリノキにおける二次木部の成熟過程と肥大成長との関係
・カゼイン接着剤を用いたシラカンバ集成材の力学的性質
・インドネシアロンボク島に自生するタケ3種の化学的性質における地理的変異
・栃木県内で選抜されたスギ4クローンの肥大成長と木材性質
・フモトミズナラ引張あて材の特徴
・マテバシイの肥大成長と木部成熟との関係


(修士論文)
・インドネシア中央カリマンタン州の二次林に自生する未利用早生樹数種の木材性質に関する研究(英文)
・カラマツにおける木材性質および板材材質のクローン間変異(英文)
・スギおよびカラマツ人工交配家系における木材性質の遺伝性(英文)
・インドネシア南カリマンタンの二次林に生育する未利用樹種Nauclea officinalisの組織学的および化学的特徴(英文)
・用材生産に向けて熱帯地域に植栽されたEucalyptus camaldulensisおよびShorea macrophyllaの成長特性および木材性質の関係解明(英文)
(博士論文)
・用材生産のための早生樹における肥大成長と木部成熟の関係解明に関する研究(英文)
・日本の造林樹種3種における木材性質の遺伝性と遺伝的改良に関する研究(英文)
・インドネシアロンボク島において自生する3つの竹種の稈材性質の地理的変異に関する研究(英文)
・インドネシア・ジョクジャカルタのコミュニティフォレストで生育した3種の早生樹における木材および集成材の特性に関する研究(英文)
・モンゴルに生育する4種の主要針葉樹の木材性質に関する研究(英文)

関連講義実習科目

(学部)森林資源利用学,木材組織学,木材材料学,木材加工学,森林基礎化学,森林化学,森林遺伝育種学,林産学実験,木材組織学実験,森林化学実験,木材材料学実験,森林資源利用学実習
(大学院)植物機能化学