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応用生命化学科事務室
峰キャンパス2号館A棟1階
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生物有機化学

飯郷 雅之(いいごう まさゆき)教授

『天然生理活性物質の生合成と作用機序に関する研究』

 21世紀は脳の世紀だと言われています。脳の研究が重要であることは言うまでもありません。 記憶・学習などのいわゆる「高次脳機能」研究に眼は向きがちですが、 農学研究分野においては、生物生産効率化と動物の生理・行動制御のための基礎研究として、 本能を司る脳機能、すなわち「本能的脳機能」を解析することが重要です。 摂食、代謝・成長、渡り・回避、生殖、体内時計など、本能的生物機能の調節には脳機能が深く関与しています。 それでは生物が環境情報を受容して脳内で情報を統合し、 生理機能や行動の調節に至る過程にはいったいどのような分子が機能しているのでしょうか?

 私たちは、ホルモン、神経伝達物質、受容体、転写因子などさまざまな生体物質が作り出すネットワークを ひとつひとつ解きほぐすことにより、本能的脳機能がいかにして調節されているのかを明らかにしていきたいと考えています。 生物化学、有機化学を基礎として、解剖学、生理学などの古典的手法から、 分子生物学、分子遺伝学、構造生物学など最先端の手法まで、 さまざまな側面から研究を進めています。 対象も、分子、細胞から個体、生態系、さらに宇宙まで。 そして基礎研究から臨床研究まで。 多岐にわたる分野を研究対象にしている視野の広さにも特徴があります。


アユ脳内のメラトニン受容体の融合部位(左)と遺伝子発現部位(右)

ゼブラフィッシュ培養繊維芽細胞株における体内時計を司る
時計遺伝子発現のサーカディアンリズム