我が研究室では、
森林資源をある世代で使い切ることなく世代を越えた持続的利用を可能にする森林の整備・維持・管理の方法を研究対象としています。そのためにはまず始めに森林資源の現状を調査し,森林資源の利用目的に応じた持続的利用法を計画し,その結果を評価しなければなりません。そのために必要となる基礎学問は幅広く,生物学・数学・統計学などの自然科学や経営経済学などの社会科学,更にコンピュータを使いこなす技術が必要となります。この中でも特に,森林のモニタリング,方法論の開発に重点を置いて研究活動を行っています。
平成25(2013)年度
修論:
大野 真紀:森林情報集約のためのオンラインデータベースシステム開発−宇都宮大学農学部附属船生演習林を対象として−
卒論:
丸山 典紘:多機能携帯端末測樹アプリの開発と精度検証
入倉 雄介:森林計画図を基本としてデジタルオルソフォトおよび林況因子を活用した森林所有境界推定方法の検討−栃木県鹿沼市上粕尾地区民有林を事例として−
油座 類:林況・地況因子による団地化の評価−たかはら森林組合管轄の民有林を対象として−
冨田 咲伎:列状間伐効果の実測的検討−宇都宮大学農学部附属船生演習林4林班そ小班を対象として−
山咲 光:航空機LiDARデータを用いた列状間伐施業による間伐効果の解明
平成24(2012)年度
卒論:
西周 真宏:別分析を用いた施業実施小班に共通する因子の解明−栃木県スギ・ヒノキ民有林を対象として−
平成23(2011)年度
修論:
酒見 翔太:作業級と小班の再編成のための地位指数の開発
卒論:
今井 陽一郎:栃木県鹿沼市周辺地域における森林の機能区分の実態と課題
大野 真紀:森林情報集約のためのデータベースシステム開発―船生演習林を対象として―
福田 将大:長伐期施業に対応したヒノキ材積表の調製―宇都宮大学農学部附属船生演習林を対象として―
平成22(2010)年度
卒論:
酒井 森:秋田県の合板産業発展における民有林経営
藤崎 高宏:宇都宮大学船生演習林森林基本図の精度評価と境界管理の現状と課題
天田 優美:二酸化炭素吸収量算定方式の検討と課題―船生演習林ヒノキ人工林を対象として―
澁谷 七穂:栃木県における森林GIS 利活用の実態と課題
平成21(2009)年度
修論:
矢野 宣和:スギ長伐期大径材生産の展望と課題
卒論:
大塚 慎也:多時期衛星データを用いたARD活動におけるD抽出手法の検討
片岡 正和:「顔の見える木材での家つくり」事業が林業経営に与える影響-栃木県を事例として
南條 緑:船生演習林におけるヒノキ林分収穫予想表の作成
酒見 翔太:船生演習林におけるヒノキ人工林地位指数マップの作成
伊藤 麻衣:里山管理の現状と課題
平成20(2008)年度
卒論:
大塚 智也:航空機LiDARによる要間伐林抽出指数の開発
大山 香織:栃木県における県産材・県産出材利用拡大の現状と課題
中川 遼:総合的機能評価における水土保全機能の評価方法の検討〜那珂川流域を対象として〜
村上 智彦:私有林境界把握の現状と問題点〜出羽庄内森林組合を事例として〜
吉田 裕祐:分収林契約終了後の民有林管理に関する一考察
平成19(2007)年度
卒論:
大西 真樹:市町村森林整備計画におけるゾーニングの見直しについて
川口 徹也:森林セラピーの心理的効果に関する一考察
齋藤 慎明:宇都宮大学船生演習林の大面積小班の小班分割案作成
篠沢 亜理小:宇都宮大学船生演習林の試験地における成長解析 -長伐期施業対応に向けて-
神 真麻:森林の潜在的機能評価に関する一考察 -栃木県を事例として-
矢野 宣和:森林組合による集約化施業の条件 -栃木県と日吉町の事例から-
平成18(2006)年度
修論:
伊藤 拓弥:LiDARデータによる森林資源量推定のための樹冠形モデルの検討
卒論:
五十嵐 一彰:LiDARのレーザー地上照射密度の違いによるスギ・ヒノキ林分パラメータ推定精度
小泉 安代:樹高と土層厚の関係および土層厚推定方法の検討
佐々木 正悟:LandsatデータとALOSデータを用いたARD活動モニタリング手法の検討
永岡 彩:栃木県茂木町における民有林管理の現状と課題
伴 真典:ヒノキ人工林における部位別炭素貯蔵量と林分密度の関係
平成17(2005)年度:
卒論:
安部 泰子:スギ人工林における部位別炭素固定量と林分密度の関係
池田 洋文:Landsatデータを用いたARD活動のモニタリング手法の検討
小倉 拓馬:私有林型GISの開発
齋藤 渉:工場緑地の多面的機能の分類と評価及び利用方法の検討
所司 望:私有林経営を対象とした地位級の検討
冨永 彩:足尾荒廃地における復旧の成果と効果的な復旧方法の検討
平成16(2004)年度:
卒論:
石崎 聡:宇都宮大学船生演習林におけるFSC森林管理認証取得時の問題点
伊藤 拓弥:林分密度の異なるヒノキ人工林におけるLiDARデータによる林分構造解析
坂口 はるか:Landsat-TMデータの精密幾何補正アルゴリズムの検討
笠原 淳:森林と人との共生林」のゾーニング基準について-栃木県、三重県、福島県を事例として-
藤井 伸夫:栃木県における森林計画の公告・縦覧制度の利用状況と問題点
菅原 友恵:ボランティアによる里山管理の問題点
高野 敬子:平地林の森林管理における問題点-茨城県内原町の場合-
平成15(2003)年度:
修論:
高橋 昌平:都市公園マツ林の便益評価と評価に関わる要因分析-前橋市敷島公園を事例として-
卒論:
高山 美幸:伐期の長期化が林業経営に及ぼす影響-60年伐期と120年伐期の比較-
土橋 範子:間伐木選定指針として最適な競争指数についての検討
松井 桂:栃木県における森林環境税導入の検討
平成14(2002)年度:
修論:
和泉 慎太郎:船生演習林におけるヒノキ人工林の成長予測
佐藤 匠:Landsat-TMによる戦場ヶ原湿原の水分環境を中心とした時系列解析
瀧 繁幸:形質・径級の丸太価格に及ぼす影響 -鹿沼共販所を事例として-
卒論:
青柳 貴紀:栃木県の市町村森林整備計画におけるゾーニングの問題点
三神 友彰:カラマツ無間伐林における最多密度曲線の傾きの推定
米沢 達彦:足尾町の特殊崩壊地一部保存の是非の検討
若松 徹:リモートセンシングにおける標高の違いによるNDVIフェノロジー
平成13(2001)年度:
卒論:
高橋 功一:若齢ヒノキ人工林の部位別炭素固定量と林分密度
高橋 昌平:都市公園のマツ林の便益評価−前橋市敷島公園を事例として−
村上 恵子:森林資源調査に用いるランドサットTMデータの前処理−幾何補正モデルの比較−
藤田 学:船生演習林におけるスギ相対幹曲線に関する研究
斎藤 紘:観測時期・分類手法の違いによるTM画像を用いた植生分類結果の比較
平成12(2000)年度:
修論:
大橋 洋二:樹木の肥大成長測定法の比較と肥大成長の季節性
卒論:
和泉 慎太郎:無間伐林分における相対幹距の変化
日下 洋平:村松海岸砂防林の造成とその後の成長−空中写真の判読を中心として−
佐藤 匠:森林計画へのGISの応用−崩壊の危険性の予測−
瀧 繁幸:形質の丸太価格へ及ぼす影響−鹿沼共販所を事例として−
平成11(1999)年度:
卒論:
大井 早苗:カラマツ無間伐林における成長解析−自己間引き曲線の誘導−
加藤 万美子:宇都宮大学船生演習林における斜面崩壊と森林施業に関する一考察
河野 佳介:鹿沼共販所における木材価格に関する一考察
大山 晴美:カナダにおけるモデルフォレストの取り組みに関する一考察
山田 将寛:日本におけるモデル森林の取り組み−パートナーシップに関する一考察−
平成10(1998)年度:
卒論:
浦辻 吉弘:栃木県の森林資源とその地形条件に関する研究
菊池 和博:宇都宮大学船生演習林の経営計画−作業級分類と長伐期施業−
小石 容代:街路樹管理への住民参加
真野 智彰:グリーンツーリズムと山村地域の振興
平成9年度(1997):
卒論:
伊東 泳子:人口圧と林野面積の変化に関する一考察−栃木県を事例として−
潮田 健司:林分成長モデルに関する一考察−幹材積成長量の時系列変化−
中内 隆幸:森林調査法の精度に関する一考察−コンピュータシミュレーションと実際−
平成8年度(1996):
修論:
植木 信吉:GISを用いた林地生産力の評価に関する研究
卒論:
大橋 洋二:マレーシアで生育する樹木の木部成長の季節変動
佐藤 芳郎:戦場ヶ原湿原内外に生育するズミの直径成長の比較
杉木 徳行:首都圏中央連絡道路(一般国道20号〜埼玉県境間)における環境アセスメントの予測評価について
原 秀年:国有林野の貸し付け使用料について−無償貸し付けの有償化問題と山小屋の地代の大幅値上げを事例として−
広瀬 光一郎:リモートセンシングを用いた真岡市における土地被覆分類精度の検討
本間 寛康:静岡県「にっぽんリゾートふじの国」構想についての一考察
吉田 智玲:日光国立公園奥日光地域における「緑のダイアモンド計画」と国際観光地「日光」活性化対策事業についての一考察
平成7(1995)年度:
修論:
花田 幸太郎:都市近郊林の保全に関する一考察〜帯広の森造成改革を事例として〜
卒論:
大谷 佳史:照査法の有効利用性について
大山 剛:環境影響評価制度の現状と問題点
長谷川 茂夫:私有林の林業経営についての一考察〜ある林家の林業経営をモデルとして〜
村岡 新一:宇都宮営林署を事例とした国有林野事業の改善についての一考察
青木 悦子:足尾地区の煙害地に実施された緑化事業と今後望まれる森林施業及び地域振興への森林の活用について
木村 二郎:宇都宮市における都市近郊公園(現在造成中)と、自然環境保護のあり方についての一考察
岩 智洋:大田原市の市街化区域における樹林地面積の変遷と今後の減少予測について
今井 芳典:TMデータによる植生分類
高橋 智樹:黒磯市における樹林地面積の変化と残存可能な樹林地面積の試算
三島 大輔:ワイブル分布による直径分布予測
平成6(1994)年度:
修論:
岸本 剛:スーパー林道の検証〜奥鬼怒スーパー林道を例として〜
卒論:
小沢 一徳:河川敷ゴルフ場に対する必要性と今後のあり方についての考察
仲 兼永:リゾート法の実情と環境保護運動についての一考察〜和歌山県を事例として〜
佐藤 敏彦:近赤外VTRによる植生区分
出島 孝司:日光戦場ヶ原におけるズミの成長解析
植木 信吉:赤外カラービデオ画像の森林調査への応用
平成5(1993)年度:
修論:
岡田 光弘:大規模林業圏開発林道の現状と問題点〜真室川−小国線を事例として〜
野中 純:鬼怒川河川敷における鳥類と環境の関係
福地 晃:リゾート法の実情と環境保護運動についての一考察〜和歌山県を事例として〜
柳橋 聡:近赤外VTRによる植生区分
正木 信幸:日光戦場ヶ原におけるズミの成長解析
吉田 知史:学生の森林間と学部改組
遊佐 累:森林の水源かん養機能について〜流出解析モデル検討〜
花田 幸太郎:今市市における樹林地面積の変化について
吉田 知史:赤外カラービデオ画像の森林調査への応用
平成4(1992)年度:
卒論:
石田 良行:樹木の成長と生育空間
岸本 剛:鬼怒川における河川敷利用計画に伴う諸問題に関する一考察
酒井 亜紀子:県内のゴルフ場の現況とゴルフ場内の残置森林の確保と保存
高田 昌治:栃木県の民有林における分収育林事業に関する一考察
奈良部 正利:栃木市における樹林地面積の変化について
星 直伸:森林の水源かん養機能について〜流出解析モデルの検討〜
村井 泰人:山村地域におけるリゾート開発のあり方について〜新潟県湯沢町を事例として〜
平成3(1991)年度:
修論:
中澤 圭一:日本とイギリスでの国有林の森林景観管理の比較に関する一考察−日光国立公園内及びイギリスのいくつかの国立公園内の国有林を事例として−
卒論:
石上 英晃:森林の水源かん養機能に関する一考察
亀山 俊光:矢板市の都市化に伴う樹林地面積の変化について
倉石 修:宇都宮市の市外か区域におけるランドサットTMデータのスペクトル解析〜バンド間の相関を中心として〜
甲佐 秀司:地域振興のあり方について〜島根県匹見、金城町と広島県芸北町を事例として
佐々木 民扶:岩手県におけるリゾート開発と地域振興のあり方
鮫島 弘:カラマツ無間伐林の生長解析〜筑波大学農林技術センター川上演習林を事例として
山根 千恵子:形状比を使った間伐法の有効性についての一考察
鈴木 貴雄:宇都宮大学船生演習林長伐期施業試験地における間伐木の利用率について
平成2(1990)年度:
卒論:
上原 正人:ゴルフ場造成による地域振興への影響と問題点について
木村 安志:日光戦場ヶ原湿原植生のランドサットTMデータ特性の季節変化
小峰 由夏:林分密度の指標に関する一考察
高城 貴弘:真岡市の工業都市化に伴う樹林地面積の減少と緑地行政について
高橋:森林の水源かん養機能に関する一考察
西前 明子:リゾート開発の地域環境に及ぼす影響について
船田 好行:分収育林事業についての一考察
平成元(1989)年度:
卒論:
青木 均:植生の季節変化によるランドサットTMデータ特性の変化
石丸 順:足利市の工業の発展と市街化区域の樹林地の減少について
川浪 博之:リゾート開発とその地域振興策としての問題点について
鈴木 弘道:鹿沼市の都市開発による樹林地の変化について
中澤 圭一:日光国立公園を例にした国立公園内における国有林施業について
2014/4/1