複合型の教育環境が最大の特徴である一方で、それぞれの分野についても他大学にはない特徴的な実習カリキュラムを有しています。 たとえば、畜産分野では、今では多くの大学で廃止してしまった乳牛部門を酪農家に近い規模で有しており、 この乳牛部門を活用した特徴的な教育カリキュラムを展開しています。 食育分野においては、乳牛の給餌と搾乳、並びに全国的にもトップクラスの乳質を誇る搾りたてのミルクを活用した乳製品加工実習を、 体系的かつ体験的に学習できます。また、生命科学の分野においては、実験室で精子と卵子を用いた体外受精実験を行い、牛舎では体外受精卵の個体発生試験、 妊娠したウシの子宮内胎子観察実習、生まれてきた産子の哺乳実習等を行っています。これらを連続的かつ体系的に実習できる附属農場は他に例を見ないものです。 また、作物分野における7.2haの広大な水田を活かした水稲関係実習、園芸分野における7.4haの敷地に展開する果樹園・野菜畑を活用した種類や品種多数の野菜や果樹の実習や温室等の園芸施設を活用した実習、 機械分野における模擬運転実習や資源循環システム関係の実習についても、それぞれ他大学にない充実したカリキュラムとなっています。
5月から12月にかけて日帰りで10~12回程度通って実施します。水稲等の食用作物と果樹(果物)、野菜などの園芸作物について、播種から収穫・出荷までの一連の栽培管理を季節ごとに学びます。
宿泊施設を活用して、2泊3日ないし3泊4日で実施します。野菜や果樹の栽培管理、果物や野菜の収穫、食用作物類の管理、大型農業機械の操作体験、ウシの飼養管理などを集中的に学びます。
宿泊施設を活用して、1泊2日ないし2泊3日で実施します。乳牛への給餌・搾乳、子牛への哺乳、牛舎の清掃、ヒツジの毛刈り、乳製品加工実習等を学びます。
1泊2日ないし2泊3日で実施する。実験室ではウシ体外受精や顕微授精などの生殖科学実験を行い、牛舎では人工授精や肺移植実習、超音波装置による子宮内胎子の観察実習などを行います。
令和4年度の参加実績は以下の通りです。
参加大学 | 実施期間 | 延べ参加人数 | 参加コース |
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麻布大学(1年生) | 6.30-7.1,7.7-8,7.14-15,7.21-22,12.22-23 | 163名 | 酪農実習コース |
麻布大学(2年生) | 8.22-26 | 7名 | 酪農実習コース |
帝京科学大学(3年生) | 8.21,9.1 | 50名 | 酪農実習コース |
福島大学 | 8.28-30 | 33名 | 酪農実習コース |
自治医科大学 | 8.31 | 16名 | 生命科学実習コース |
女子栄養大学 | 9.12-13 | 15名 | 短期集中型総合食育実習コース |
武蔵野大学 | 9.14-15 | 13名 | 短期集中型総合食育実習コース |
神奈川県立保健福祉大学 | 9.31-10.1 | 15名 | 短期集中型総合食育実習コース |
全国公募型 | 9.4~8 | 12名 | 短期集中型総合食育実習コース |
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各実習内容はこちらをご覧ください→ <詳細はこちら[PDF]>