執印 康裕
しゅういん やすひろ
教授/
森林工学分野/
砂防工学研究室
Professor
Yasuhiro SHUIN

プロフィール
生年月(出身県等)
1962年4月(鹿児島県)

学  位
博士(農学)

専門分野
砂防工学

研究テーマ
土砂移動現象及び自然災害に関すること。

教育活動
(基)農学部コア実習
(学)砂防工学,森林水文学,治山砂防計画法,森林科学論Ⅰ(分担),基礎実験(分担),砂防工学実習
(院)森林防災工学特論(I)・(II),森林科学特別実験・実習


学協会活動
 日本森林学会,砂防学会,地すべり学会,緑化工学会,EGU

自己紹介
 1962年北九州市生まれ。多分4年程して宮崎へ。宮崎の空が青くて驚いたことを今でも覚えています。高校までを宮崎で過ごし,その後東京へ。出身県が鹿児島とあるのは,親戚の大部分が在住し,また私自身の本籍が鹿児島にあることに由ります。東京で24年程過ごした後,2005年10月に,宇都宮大学森林科学科にやってきました。大学の学生時代に,何となく自然災害に関する勉強がしたいと考えて,この分野に進みました。多分,九州という土地柄,自然災害(洪水・土砂災害)に触れる機会が多かったことも関係しているかもしれません。卒論・修論では土石流をテーマとしましたが,これについては個人的に思うところあり封印しております。本学では砂防工学研究室に所属していますが,砂防工学とは,森林での土砂・水の移動現象機構の解明および土砂・水移動によって引き起こされる自然災害あるいは社会問題に対して如何に対応するかということを研究する分野だと考えています。そのためには(1)森林での水の動き(森林水文学),(2)森林と土砂移動の関係(砂防工学)(3)自然災害対策(治山砂防計画法)の3つについて学んでいくことが必要となります。ここに挙げた3つは,キッチリと区分けされるものではなく,相互に重なりあいながら一つの体系を成しているものです。何やら堅苦しい話になってしまいましたが,兎に角,そういうことです。研究手法は,この分野に限りませんが,現地調査(試験地での長期観測が主),あるいは,実験(土質試験,透水試験等),あるいは,既往資料の再解析,あるいは数値実験など様々です。また一人で全ての手法を完璧にこなせる人はそう多くはなく(私も(は)当然ですが・・・),また一人では不可能なことも多いので,本学の学生・スタッフと相互に協力・連携(切磋琢磨ともいいます)しながら教育・研究を進めていければと思います。

高校生・受験生向け情報サイト