果樹栽培への多孔質反射マルチ資材利用

        

      マルチ処理区                        対照区(無被覆)

大学の附属農場(真岡)で,4年間時期や品種とマルチの樹体や果実品質・収穫時期におよぼす影響を調べました。マルチによる樹冠内部への光環境改善効果は大きく,その結果果実の着色や収穫時期の促進と糖度上昇効果が得られました。最近,冷夏は発生していませんが,冷夏のマルチ効果は非常に顕著です。

 

環境調節棟の高濃度炭酸ガス下で試験中のキャッサバ

 2002年に新設された環境調節実験棟で,炭酸ガス濃度上昇に伴う

生育反応を調べるために,キャッサバを対象に1000ppmで試験しました。

他の作物も調査します。今世紀中の炭酸ガス濃度上昇に対応して,

植物の生育反応への影響解明が重要です。