ななかまど(Sorbus commixta

植物のある風景(その4)

 バラ科ナナカマド属である。高さ約10mになる小高木で山地に生えるが,街路樹としても使われている。紅葉や果実が美しい代表的な樹である。果実は径7mmほどで,落葉後も残り朱に近い赤が素晴らしい。青空に映える。

 「七竈」というように,その名は七度もかまど(竈)にいれても燃え残るくらいかたい材であるという言い伝えに由来する。

 近縁種にウラジロナナカマド,タカネナナカマドなどがある。

花巻市にて(2003年11月)