南部ブラジルに大きく広がる灌漑水田

比較農学:灌漑農業

灌漑用のため池(片側に堰堤があり,ダム状のものもある)


Porto Alegre市からPelotas市(ブラジル;RS州)への街道沿いには水田が広がっています。97年時よりも明らかに栽培面積が増大している印象を受けました(2005.9)

 播種(飛行機による)のまえに,耕耘し水が入れられ始めたところです。

 非常に大規模な1枚の田を作る方式(上写真:新しいそうです)と,従来の傾斜に沿って等高線に畦をつくる方式(右斜め上写真)が混在しています。不耕起・直播も行われると聞きました。下段の写真は,空から見た大規模水田の様子。

 水田の周囲には,牧草地が広がり,牛がのんびりと草を食んでいます。よく見ると水田の跡が残っています。輪作体系になっているようです。

 

上の状態(9月中旬)が,1月ほどで下の状態(10月末)へ

(Porto Alegre近郊,2005.9)

(Porto Alegre近郊,2005.9)