種子を運ぶプロペラ (カエデ属の翼果)

植物のある風景(その5)

 カエデ(Acer)属には,翼果という果皮が伸長して,翅状となり,風により種子の飛散を助ける。このような果実は閉果の一種である。

 カエデ(楓)とは,蛙の手の意味で,葉の形が似ていることからで,モミジは紅葉の意味で,秋に木の葉が赤や黄色にい付くことである。

 イロハモミジ(Acer palmatum)と思われる。日本を代表する種で,イロハとは葉の裂片を「いろはにほへと」と7つ数えることからついた名前である。

紅葉の絨毯