気になる風景(その5) 国内編          *博多にて* 

興味深いものに出会いました  

  えと恵方盤 

 櫛田神社(写真左下)にお参りしたところ,楼門の天井側に楽しいものが吊り下げられておりました(左写真)。これは,「えと恵方盤」というもので,内側に東西南北に方位を表し,外側には十二支(えと)を彫刻して,恵方(縁起の良い方角)を示している。干支が文字でなく。動物の人形になっているところが非常に可愛いものです。未(ひつじ)年(2003年)でしたので,矢印もその方向になっていました。

 毎年大晦日に,新しく迎える年のえとに矢印を回転させて,その年の恵方・方位を示すそうです。

 生物季節と花暦

 昔の暦は,五行・十干・十二支等を組み合わせて恵方を知り,季節を分け,時を刻みました。

 私たちは,生物,特に植物と季節の関係(生物季節学:phenology)に関心をもっています。生物季節学は「花暦学」との意味もあるようです。気象庁が観測される生物季節としてのサクラ(ソメイヨシノ)の開花予測は非常に有名です。これは,お花見の日を決めるためだけではありません。農業的には,サクラと同じころに咲く果樹類(同じバラ科のモモやリンゴなど)の開花日に関連することから,その年の生産に大きく影響します。それで,いつ咲くかが非常に重要なのです。また,市中と市外地での開花状況の相違を調べることが,都市化の進行程度の指標にもなることもわかってきました。

   

櫛田神社(左)と境内にある蒙古軍の碇石(右)

  

櫛田神社と云えば,博多祇園山笠(左),右は博多弁番付の幟