気になる風景(その3)ブラジル編 

シュラスコ(シュハスコ)or アサード

どちらが美味しい?


ブラジル家庭のバーベキュー専用炉(上)と

野外の炉(下),いずれもPelotas市(RS州)にて

Riviera(ウルグアイ)のAsadoレストランの焼き方(下)

Pelotas市のサッカースタジアム近くのChurrascaria店

この店の肉の種類・品質は素晴らしい!(右写真参照)

  ブラジル南部地域での楽しみは,バーベキューが何よりです。

一戸建ては当然として,アパートメントでも専用の炉付きと炉なしでは家賃が違います。土日の昼頃になると,どこからか美味しそうな匂いが漂ってきます。街中や街道沿いにも多くのシュラスコレストランがあり,食べる(食べられる)量には関係なく,一定料金で,こちらが「もう,結構」と言うまで,牛肉の部位が出てきます。コステロ,幇牛(こぶうし)の「コブ」,コラソン(鶏の心臓)など,楽しく頂きました。

シュラスコは,男の料理です。何故か,男どもは皆,わいわいと楽しく,火を熾し,焼き上がる前から飲み始め,ご婦人方はサラダやデザートを作っています。土曜の昼に招待されると,11時頃から夕方まで,パーティが続きます。肉を焼くときに使う串(というより剣に近い長さと太さ)に2-3kgくらいの塊りを刺して,片手で扱うのはかなりの力が必要です。

炭の熾し方のコツを教わり,剣(エスペッツ)は,お土産に購入し,時々使っています。1.5kgほど1時間くらいかけて,遠火で炙りながら,焼き上げます。炭よりも,薪のほうが良いとか云います。下のウルグアイのアサードでは,薪の炉は,肉を置いた格子と同じかやや上位に位置し,本当に炙るという焼き方です。火の上に肉を置いてはなりません。焦げるだけで中まで熱が伝わりません。本格アサードでは,牛をイワナやヤマメを焼くように,炉の周りに開きのように立てながら,ゆっくり仕上げるとのことです。是非参加したいものです。

シュラスコ・レストランでのサービス風景

Cacador市(SC州)にて

好みの焼き加減と量を切り分けてもらう。

これ以下は,2005年10月追加

Pelotas市のシュラスコ専門店にて(2005.9)

エスッペッツ(剣串)に刺した以外に,鉄板焼きワゴンサービスも

中央は,ソーセージ,その左上はヒレ肉,これはごく一部です。多種多様な肉が出てきて,食べきれなくて断るのが残念です。サラダやデザートも豊富。