EPAGRI/Cacador試験場(SC州)での討議風景
2005年9月24日


EPAGRI/Cacador試験場にて

 日本ーブラジルでのsynchronized experimentの実施により,ニホンナシの花芽異常問題の解明と対策策定に向けた共同研究の本格化に取り組むことに合意した。

豊水における典型的な花芽異常症状の1つ(EMBRAPA/CPACT)

 Perotas市では,7.2℃以下低温遭遇時間が30年平均で約400時間であり,ほぼ毎年のように花芽異常(Floral bud abortion)が発生する。

EPAGRI/Cacador試験場圃場にて

ニホンナシの開花制御試験を説明するペトリ研究員

Dormex + Machine oil散布での休眠打破効果

 散布時期と濃度が重要であり,毎年の気象経過に注意することが重要である。7.2℃以下の低温遭遇時間が平均で500時間程度の当地では,無散布・自然状態では,経営的にニホンナシ栽培が成り立たない。