参 照


授業科目名 園芸生産技術学 科目コード A000180
科目区分 専門教育科目 開講時期 前期
学部・学科等 農学部 生物生産科学科 曜 日 木曜日
必修・選択区分 選択 時 限 1 〜 2 時限
標準対象年次 授業形態 講義
単位数 2 単位 教室名 3302(峰)
担当教員名
居城 幸夫
e-mailアドレス(代表者) ijiro@cc.utsunomiya-u.ac.jp
オフィスアワー 特に設けず、e-mailや電話で予約を取ってから、質問や相談に応じる。
対象年度 2004 年度
授業の概要
〈授業の目標〉
 木本植物である果樹(対象が果実)、草本植物が主な野菜(対象が花、果実、葉、茎お
よび根等)、草本および木本植物等からなる花卉(対象が切り花や鉢物などの観賞植物)
を含む園芸作物は、栽培には一般の農作物より集約的な生産技術の適用が必要である。
ここでは、種類の多い園芸作物のもっている能力を引き伸ばして生産をあげるための園芸
作物栽培にあたっての共通の基礎となる生産技術の理論と応用について科学的データに基
づいて講義する。この講義により受講生が園芸の理解を深め、興味を持って現場で栽培や
指導できる能力を身につけてもらうこと、さらにまたこの講義や授業を通して園芸作物お
よび栽培に新たに興味を持ってもらうこともこの授業の目標です。

〈授業内容〉
 園芸とはもともと囲いのなかで果樹、野菜さらに花を大切に栽培することであった。農
業としての生産園芸では季節外れの果実や野菜を食したいまた季節外れに花がほしいとか
日本にない珍しい花を飾り観賞したい等々と人間の欲望を満たすためにいろいろな生産技
術・技能が発達してきた。最近では園芸を通して病んでいる心を癒す園芸療法なる分野も
盛んになっている。園芸作物は種類、品種が多く、また品質が重要視されるが、果樹や野
菜と花卉の品質の評価は全く異なる。
 この授業ではこのように種類の多い園芸作物を生産するための栽培技術や方法をこれま
で蓄積してきた研究データをもとに、植物生理学、植物生態学、植物形態学等の基礎学問
と園芸学、作物学、育種学等の応用学問を踏まえて解説する。またなぜこのような栽培方
法や技術が発達してきたのか、常にこれまでの栽培技術にとらわれることがなく理論と実
際について受講生とともに考える授業を目指しています。

〈前提とする知識・経験〉
 受講資格は特にありません。希望としては植物生理学や植物形態学等の基礎科目さらに
他の園芸に関する科目や作物学等の応用科目を前もって履修していると理解がより高まる
と思います。

〈成績評価法〉
 数回講義の中で小テストを行います。出席回数2/3以上のものが期末試験を受験する
資格がある。小テストの合計(40%)と期末試験(60%)の成績の結果によって評価
し、単位を与える。成績評価は総合点が60点以上70点未満の場合「可」(合格)、
70点以上80点未満の場合「良」、80点以上の場合「優」とします。

〈教員からのメッセージ〉
 配布プリントは復習・予習し、理解し、疑問点があったら、質問するようにしてくださ
い。買わなくても良いですが、できればスーパー、デパート、ホームセンターなどの園芸
コーナーや園芸店へ足を運び、園芸作物の入荷品目、値段等を見るように心がけてください。
授業の方法
〈授業計画〉
 第 1週 ガイダンス(授業の進め方など)、
           園芸生産技術学とは、
      園芸作物と農作物の栽培および生産技術のちがいについて
 第 2週 園芸作物の繁殖と種苗生産(1)種子繁殖─発芽条件、寿命、発芽促進法、 
                          プラグ苗生産
 第 3週 園芸作物の繁殖と種苗生産(2)挿し木繁殖─種類と方法、発根の内的・外 
                           的要因
 第 4週 園芸作物の繁殖と種苗生産(3)接ぎ木繁殖─種類と方法、接ぎ木親和性、 
                           活着の内的・外的要因
 第 5週 園芸作物の繁殖と種苗生産(4)取り木繁殖─種類と方法、発根生理
 第 6週 園芸作物の繁殖と種苗生産(5)分球繁殖─球根の種類と形態、球の形成・ 
                          肥大要因、方法
 第 7週 園芸作物の繁殖と種苗生産(6)株分け繁殖─種類と方法、注意点
 第 8週 園芸作物の繁殖と種苗生産(7)Micro-Propagation[組織培養]─歴史的背
                    景、施設、培地、方法、環境、増殖
 第 9週 園芸作物の栽培管理(1)土壌と栄養 1)露地栽培─栽培地、植え付け、
                         土壌管理
 第10週 園芸作物の栽培管理(1)土壌と栄養 2)施設栽培─施設、環境調節、連
                         作、鉢物用土
 第11週 園芸作物の栽培管理(1)土壌と栄養 3)養液栽培─施設、歴史、培養液
                         の作成
 第12週 園芸作物の栽培管理(2)育成に伴う園芸作物の取り扱い 
                  1) 花および実の数と大きさの制御
 第13週 園芸作物の栽培管理(2)育成に伴う園芸作物の取り扱い
                  2) 栄養生長と生殖生長の制御
 第114週 園芸作物の栽培管理(2)育成に伴う園芸作物の取り扱い
                  3) 整枝・剪定
 第15週 期末試験

〈授業の具体的な進め方〉
 授業は授業計画に添った分かり易いプリントを配布し、それによって進め、さらに理解
を深める手段としてスライドを用いて授業を行う場合もあります。

〈教科書・参考書・教材と入手方法〉
 教科書:特にありません。
 参考書:園芸学汎論(文永堂)など
 教材:特にありません。

〈その他〉
 特にありません。