ダーウィンフィンチ

 プエルト・アヨラの何処でも、スズメのような地味な小鳥を観ることができる。何の予備知識も持たずにここを訪れたなら、この鳥に興味を持つ人は少ないかも知れない。しかし、この地味な小鳥こそ、イグアナやゾウガメとならぶガラパゴスの「顔」なのだ。13種に分類されるダーウィンフィンチは、みな同じ祖先を持つが、食べているものによってクチバシの形が少しずつ違う方向に進化した。チャールズ・ダーウィンが進化論を唱えるきっかけとなった動物の一つだ。

 (多分)サボテンフィンチのオス。ほとんどの種で、オスは真っ黒である。肉眼だけで種を言い当てることは難しいそうだ(実際、ここに紹介する全てのフィンチは何フィンチなのか正確には分からない)。

(多分)オオガラパゴスフィンチ(ハシブトダーウィンフィンチかも・・)のメス。その大きなクチバシで木の実を割って食べていた。

種類は分からないが、クチバシが小さなフィンチのオス。岩とほとんど同じ色をしているので、動かなければ見逃してしまうかも知れない。

ホテルのレストランで昼食を食べていると、すぐ近くまでやって来た。ガラパゴスの他の動物と同様、人間をあまり怖がらない。さすがに手を伸ばせば届く距離には近づけないが・・・。こいつも種類は分からない。

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