ラス・バーチャス



地球は青かった・・

 私事で恐縮だが、青山は国内外でいろんな場所へ行ったことがある。いろんな美しい風景を観てきたが、このラス・バーチャスの海岸ほど、美しいところはなかった。現実とは思えないこの地でも、懸命に生活している動物たちがいた。

 砂浜につけられた足跡?がお分かりになるだろうか。ウミガメ(多分アオウミガメ)が砂浜を這った跡である。この海岸は彼女たちの産卵場所なのだ。

 なぜか一頭だけ、我々の上陸に合わせて孵化したウミガメの赤ちゃんがいた。写真の上の方には人の頭の影が写っているので、大きさが分かるだろう。

 彼(彼女かも)は懸命に海を目指していたが、その動きは頼りない。ナチュラリストガイドのFさんはウミガメの解説をするだけで彼を助けようとはしなかった。

 ツアー客のうち、15-16歳のエクアドル人の少年が砂ごと彼を持ち上げて(触れるのはルール違反であるので・・)海まで運んでやった。その少年の行為も実は違反なのかも知れない。Fさんは「まあ、いいか・・」とでも思っていたのだろう。

 妻の絵理は、「あのカメ、いつかあの子の所に恩返しに来るかなあ・・・」と言った。

 *遠く沖合いの方だったので、写真に納めることは出来なかったが、波に揺られながら交尾しているつがいのウミガメがいた。波に揺られて、酔わないのだろうか、と思ったが平気らしい。
 交尾-産卵(の痕跡)-孵化と、一連の繁殖が観られたわけだ。

 砂浜からちょっと離れたラグーンに3羽のフラミンゴがいた。デジカメのプロテクタのガラスが曇ってしまったためにこんな写真になってしまったが・・・。

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