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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻動物生産学講座
菅原 邦生

教 授

菅原 邦生

すがはら くにお

飼料中の栄養成分の種類(タンパク質やアミノ酸など)やバランス(過不足など)が鶏の成長やエネルギー代謝に及ぼす影響を体重の変化、体成分(タンパク質と脂質の蓄積)、血液中のホルモン、さらに脳内の神経伝達物質を測定して調べています。

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鶏の摂食調節に関する研究

視床下部腹内側核にL-DOPAを投与した時のDA量の変化

不断給与条件で自発的摂食量の変化に関与する内因性因子を特定することは、家畜などの自発摂食量を調節する技術の開発に不可欠である。自発的に摂食量を調節する基本的な仕組みは、体内のエネルギー供給を保証する負のフィードバックシステムであり、これには視床下部が重要な役割を果たしている。エネルギー不均衡による負のフィードバックシステムとは異なる現象の一つとして、必須アミノ酸不足飼料給与によって摂食量が数時間以内に減少することが知られている。この現象を対象にリジン欠乏飼料摂取時の視床下部のモノアミン量を脳微小透析法で調べ、視床下部腹内側核細胞間隙のドーパミン量の減少を伴うことを明らかにした。

飼料の栄養価評価に関する研究

人工消化試験法の流れ(概略)

家畜を健康に育て、生産物を得るためには適正な飼料を適量給与することが欠かせない。地域特産の生産物や食品副産物を飼料として利用することは、飼料自給率の向上やより安全な畜産物をもたらす選択肢のひとつである。しかし、これらの新規な飼料資源の栄養価、特に消化率の評価は不十分で、有効な利用法の開発を妨げている。消化率は本来家畜を用いて評価するが、種々の新規な資材を評価する場合には、その大まかな特徴を把握するために人工消化試験法を用いると、時間や経費の面から有効である。豚小腸液や酵素製剤を用いて、短時間で合理的かつ家畜を用いた試験法による評価に匹敵する人工消化試験法を開発する。

文献リスト

  1. M.R. Alam , F. Yoshizawa and K. Sugahara Oral administration of lysine restores food intake and ventromedial hypothalamic dopamine in chicken on a lysine-free diet British Poultry Science 53:651-657, 2012
  2. Mohammad Rashedul Alam, Fumiaki Yoshizawa, Kunio Sugahara Local administration of L-DOPA in the chicken ventromedial hypothalamus increases dopamine release in a dose-dependent manner Neuroscience Letters 529:150-154, 2012
  3. Mohammad Rashedul Alam, Fumiaki Yoshizawa, Kunio Sugahara L-DOPA induced extracellular dopamine increases in the ventromedial hypothalamus affects food intake by chickens on a lysine-free diet Neuroscience Letters 495:126-129, 2011
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