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農学部について
バイオサイエンス教育研究センター
鈴木 智大

准教授

鈴木 智大

すずき ともひろ

主にキノコを対象に、それに含まれる生体機能調節物質の生物有機化学的・生化学的研究や次世代シーケンサーを用いた解析も行っています。

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急性脳症を引き起こしたスギヒラタケの毒物質に関する研究

写真1.杉に自生したスギヒラタケ

スギヒラタケ(Pleurocybella porrigens)は東北、北陸、中部地方を中心に広く食用とされてきたキノコですが、2004年以降、スギヒラタケの摂食者が急性脳症を発病しました(写真1)。本研究室では、このこのキノコの毒性を解明するため、主に天然物化学的手法を用いて研究を行っています。
そして現在までにスギヒラタケ中に含まれる2種類の物質の組み合わせによって、マウスの脳に異常を起こすことに成功しており、これら物質の構造,複合体形成機構、機能解析、毒性発現機構の解明を行っています。

冬虫夏草(サナギタケ)の感染過程において発現する遺伝子の解析

写真2.カイコの蛹にサナギタケを接種して得られた子実体

冬虫夏草は昆虫などから生じるキノコの総称で、その一種である冬虫夏草Cordyceps militaris (サナギタケ)は鱗翅目昆虫の蛹の病原体です(写真2)。
しかし、この菌の感染から寄生そして子実体形成における詳細なメカニズムは未だ不明なため、これらを解明することはこの種の菌の生産及び栽培にも有用な情報となることが期待されます。そこで本研究室では次世代シーケンサーを用いた網羅的解析を行い、その解明に取り組んでいます。

文献リスト

  1. Suzuki, T., Abe, T., Umehara, K., Choi, JH., Hirai, H., Dohra, H., and Kawagishi H*. Purification and characterization of a lectin from the mushroom Hypsizigus marmoreus. Mycoscience, 56, 359-393(2015).
  2. Suzuki, T., Dohra, H., Omae, S., Takeshima, Y., Choi, JH., Hirai, H. and Kawagishi, H*. Heterologous expression of a lectin from Pleurocybella porrigens (PPL) in Phanerochaete sordida YK-624. Journal of Microbiological Methods, 100, 70-76(2014)
  3. Suzuki, T., Igarashi, K., Dohra, H., Someya, T., Takano, T., Harada, K., Omae, S., Hirai, H., Yano, K*. and Kawagishi, H*. A new omics data resource of Pleurocybella porrigens for gene discovery. Plos One, 8, e69681(2013)
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