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農学部について
バイオサイエンス教育研究センター・農学研究科生物生産科学専攻応用生物学講座
児玉 豊

准教授

児玉 豊

こだま ゆたか

温度依存的な植物細胞小器官運動の分子細胞生物学研究によって、温度変化に対する植物細胞の応答機構の解明を目指しています。またタンパク質工学を用いて細胞内分子イメージング技術の開発にも取り組んでいます。

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葉緑体の温度定位運動に関する研究

低温に晒されて互いに接着している葉緑体
研究材料のひとつであるゼニゴケの無菌培養

植物は動物と違って動くことができませんが、細胞の中を見てみると、オルガネラはダイナミックに動いています。 例えば、葉緑体は、0℃付近の低温に晒されると、お互いに引っ付いて細胞接着面に移動します。 この現象は、「葉緑体の温度定位運動」と呼ばれ、最近、1世紀ぶりに再発見された生理現象です。私たちの研究室では、分子生物学や細胞生物学を駆使して、葉緑体の温度定位運動の分子機構を調べています。この現象の解明によって、植物の温度応答機構を知るだけでなく、将来、低温耐性植物などの作出に役立てようと思っています。

タンパク質工学を用いた解析技術開発

蛍光タンパク質によって様々な色に光っている植物細胞
蛍光タンパク質の立体構造

「科学技術」という言葉の通り、科学研究を行う上で、解析技術の開発は非常に重要です。私たちの研究室では、機能タンパク質を利用した新しい解析技術の開発を行っています。例えば、クラゲやサンゴから単離された蛍光タンパク質を改変して、 植物細胞内で起こる様々な分子反応を可視化するバイオイメージング技術を開発しています。また最近では、タンパク質工学を用いて、新しい植物改変技術の開発と利用にも着手しています。

文献リスト

  1. Ogasawara Y, Ishizaki K, Kohchi T, Kodama Y# (2013) Cold-induced organelle relocation in the liverwort Marchantia polymorpha L. Plant Cell Environ, 36:1520-1528. #Corresponding Author
  2. Kodama Y# & Hu C-D#(2010) An improved bimolecular fluorescence complementation assay with a high signal-to-noise ratio. BioTechniques, 49:793-805. #Corresponding Author
  3. Kodama Y*, Suetsugu N*, Kong S-G & Wada M (2010) Two interacting coiled-coil proteins, WEB1 and PMI2, maintain the chloroplast photorelocation movement velocity in Arabidopsis. Proc Nat Acad Sci USA, 107:19591-19596. *Equal contribution.
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