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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻植物生産学講座
早川 智恵

助教

早川 智恵

はやかわ ちえ

環境保全と食糧生産を両立できる土壌の管理方法を目指して、土壌有機物の分解・蓄積プロセスの定量やその制御メカニズムの研究をしています。

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土壌学研究室

黒ぼく土における土壌有機物分解促進機構の解明

微生物による難分解性土壌有機物の分解促進効果(プライミング効果)の概念図

土壌有機物に含まれる炭素は大気中の二酸化炭素濃度を制御し、窒素・リンなどの栄養分は植物に供給し食糧生産を支える重要な役割を果たしています。畜産地帯における化成肥料の投入量を低減するには、難分解化した堆肥の窒素・リンを作物の需要に合わせて分解・放出させる技術が有効です。有機物施用は難分解性腐植の分解促進(プライミング効果)によって土壌炭素貯留量を減少させる一方で、増殖した微生物は難分解性腐植からも養分(窒素)を獲得できる養分“採掘”が期待できます(図)。プライミング効果の定量やその微生物メカニズムの解明を通じて、土壌炭素貯留と養分供給を両立できる有機物施用方法を研究しています。

文献リスト

  1. Chie Hayakawa, Kazumichi Fujii, Shinya Funakawa, Takashi Kosaki: Effects of sorption on biodegradation of low-molecular-weight organic acids in highly-weathered tropical soils,Geoderma, Elsevier, Vol. 324, pp.5512-5520, 2018.
  2. Chie Hayakawa, Shinya Funakawa, Kazumichi Fujii, Atsunobu Kadono, Takashi Kosaki: Effects of climatic and soil properties on cellulose decomposition rates in temperate and tropical forests,Biology and Fertility of Soils, Springer, Vol.50, pp 633-643, 2014.
  3. Chie Hayakawa, Kazumichi Fujii, Shinya Funakawa, Takashi Kosaki.: Biodegradation kinetics of monosaccharides and their contribution to basal respiration in tropical forest soils,Soil Science and Plant Nutrition, Taylor and Francis, Vol.57 Issue 5, pp 663-673, 2011.
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