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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻応用生物学講座
園田 昌司

准教授

園田 昌司

そのだ しょうじ

農業生産の現場で大きな問題となっている殺虫剤抵抗性の管理、天敵の機能強化を通じて、害虫管理に貢献することを目指しています。

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重要害虫の殺虫剤抵抗性管理に関する研究

図1.日本、中国、韓国、タイ国のコナガ個体群におけるナトリウムチャネルのアミノ酸変異(L1014F)の割合

殺虫剤抵抗性は、もともと抵抗性遺伝子を備えた極めて少数の害虫個体が殺虫剤による選抜を通じて、個体群内での割合を増加させていくことで生じます。図1はアブラナ科作物の重要害虫であるコナガの合成ピレスロイド剤抵抗性に関わるナトリウムチャネルのアミノ酸変異(L1014F)の各個体群における割合を示しています。いずれの国においてもL1014Fの割合が非常に高いことが分かります。このような事態を避けるための抵抗性管理技術の開発を目指しています。

カブリダニを用いたハダニ管理技術の開発

図2.防除圧および下草管理の異なるモモ圃場におけるカブリダニの種構成

様々な農作物で問題となるハダニは薬剤抵抗性を発達させやすく、カブリダニをはじめとする天敵を有効に利用した総合防除が求められています。図2は防除圧(薬剤使用の程度)の異なるモモ圃場におけるカブリダニの種構成を、分子生物学的手法を用いて解析した結果を示しています。圃場ごとにカブリダニ種が大きく異なっていることが分かります。このような多様な圃場環境において、カブリダニの潜在的なハダニ密度抑制能力を最大限に活用するための技術開発を目指しています。

文献リスト

  1. Sonoda S, Shi X, Song D, Liang P, Gao XW, Zhang Y, Li J, Liu Yong, Li M, Matsumura M, Sanada-Morimura S, Minakuchi C, Tanaka T, Miyata T (2014) Duplication of acetylcholinesterase gene in diamondback moth strains with different sensitivities to acephate. Insect Biochem Mol Biol 48, 83-90.
  2. Bao WX, Narai Y, Nakano A, Kaneda T, Murai T, Sonoda S (2014) Spinosad resistance of melon thrips, Thrips palmi, is conferred by G275E mutation in α6 subunit of nicotinic acetylcholine receptor and cytochrome P450 detoxification. Pestic Biochem Physiol 112, 51-55.
  3. 3. Wari D, Funayama K, Kishimoto H, Toyama M, Sonoda S (2015) Molecular verification of dispersal of phytoseiid mites from groundcover plants to tree leaves in Japanese peach orchards. Biol Cont 80, 143-155.
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