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農学部について
農学部応用生命化学科・農学研究科生物生産科学専攻応用生物化学講座
水重 貴文

准教授

水重 貴文

みずしげ たかふみ

食品成分の中には、中枢や末梢の神経系に作用し、例えば、摂食調節、睡眠調節、情動調節、記憶改善など、神経系が影響する生理機能を示すものがあります。私たちは、中枢や末梢の神経系に作用する食品成分を探索し、その生理活性成分と神経系との相互作用を動物や細胞を用いて解析しメカニズムを明らかにします。

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食品成分の神経系に対する作用に関する研究

生理機能評価に用いる動物や細胞 
(上)生後1日目のマウス 
(中)培養中の海馬神経幹細胞 
(下)成体ラット

 食品成分の中には、中枢や末梢の神経系に作用し、例えば、摂食調節、睡眠調節、情動調節、記憶改善など、神経系が影響する生理機能を示すものがあります。私たちは、中枢や末梢の神経系に作用する食品成分を探索し、その生理活性成分と神経系との相互作用を動物や細胞を用いて解析しメカニズムを明らかにします。生物化学を基盤とし、免疫組織化学、生化学、分子生物学、行動薬理学などの様々な手法を用いて研究を行います。
 脳と脊髄で構成される中枢神経系と、筋肉、消化管、肝臓などの末梢器官との間には、ホルモンや神経系を介した連関があり、生命や健康の維持に重要な役割を担っています。食品を摂取すると、食品に含まれる様々な成分による化学情報が口腔内や消化管内から神経系を介して脳へと伝わり、生体内情報伝達を介して多様な生理作用を示すことがあります。また、食品成分が消化管で作用して、ホルモン分泌を介して生理作用を示すこともありますし、消化吸収過程を経た後に、体内を循環し、脳―血液関門を通過し、直接的に脳に作用することもあります。これらのような様々な可能性を考えながら、食品成分の体内動態や作用部位を検討し、どのように神経系に作用しているのか明らかにしたいと思います。

文献リスト

  1. Mizushige T. et al. Characterization of Tyr-Leu-Gly, a novel anxiolytic-like peptide released from bovine αs-casein. FASEB J. 27(7), 2911-2917, 2013
  2. Mizushige T. et al. Aromatic amino acid-leucine dipeptides exhibit anxiolytic-like activity in young mice. Neurosci Lett. 24, 126-129, 2013
  3. Mizushige T. et al. Preference for dietary fat induced by release of beta-endorphin in rats. Life Sci. 84(21-22), 760-765, 2009
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