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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻動物生産学講座
杉田 昭栄

教 授

杉田 昭栄

すぎた しょうえい

鳥はどのような色が見えるのか、鳥はどうして果物の熟れが分かるのか、鳥はどのような能力を持っているのか、これらを解明し、ヒトと野鳥の間の問題解決ををも研究しています。

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カラスの学習能力ー特に認知能力ー

画像1.7日目から中身の多い赤色風船から選ぶようになる
画像2.3羽のカラスは男女を100%識別した

カラスの学習能力について研究を展開しています。カラスは賢い動物といわれていますが、それが私たちにとってどれだけ賢いのか科学的に検証する研究を行っています。動物行動学的立場から学習に関する研究手法を中心に行っています。 現在、顔の識別、記憶の持続性、図形認識 などについて行っています。下の画像1の写真は、色の異なる紙風船に数の違うドッグフードを入れてカラスに与えたらどの順番に選ぶかの実験様子と結果です。画像2は、男女の顔識別実験の結果です。左グラフは4羽のカラスの学習成立経過です。学習成立後、さまざまな男女の組み合わせを提示しても3羽のカラスは男女を100%識別しました。

カラスの行動ーGPSによる行動解析ー

研究の概念。写真:GPSを装着。iPadで即追跡
カラスの飛翔跡。農学部附属農場から鬼怒川にも飛んでいる

カラスの移動範囲、スピード、移動軌跡の変化を、水田・畑作地域、畜産・酪農地域、果樹・園芸地域ごとに把握するため全地球測位システム(GPS)を適応して各地域での飛翔経路を解析しています。また、カラスの保有病原体についても同時に調べています。このことにより、カラスに関する病原伝播の動態が解明されます。
移動能力は、鳥の飛翔機能も深く関わるため、翼を開閉する深胸筋、浅胸筋の速筋および遅筋のアクチンの生化学・組織化学的に解明し、軌跡や速さの移動動態の生理学的要因を明らかにしています。

文献リスト

  1. Afewaok BB, Aoyama M, Sugita S. Categorical learning between "male" and "female" photographic human faces in jungle crow (Corvus macrorhynchos).Behav. Process. 86:109-118(2011)
  2. 杉田昭栄、カラスの自然史、ハブトガラスの認識能力(分担)、p201-218,北海道大学出版会、2010年
  3. 杉田昭栄、カラス なぜ遊ぶ、集英社新書(単著)、2004年
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