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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻植物生産学講座
和田 義春

教 授

和田 義春

わだ よしはる

安全でおいしいお米をたくさんとる。日本ではおいしいお米が求められていますが、アジアやアフリカの人口増加が著しい国々ではまだ量が問題です。さらに最近ではバイオエタノール用のエネルギー作物の開発が求められています。これらの問題に植物生産の源泉である光合成から研究しています。

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作物の光合成と物質生産向上に関する研究

写真1-1.ダイコンの光呼吸抑制による光合成機能の向上
写真1-2.イチゴ”とちおとめ”葉の光合成速度測定

作物の収量や品質を向上させるために光合成機能から研究を進めています。C3植物の光合成速度は、光呼吸によって下げられています。写真1-1はC3-C4中間種(DtDt)の低い光呼吸特性を利用して交配によりC3種であるダイコン(RR)の光合成機能を高める研究です。イチゴの収量を高めるためにCO2施肥が行われていますが、写真1-2は、効果的にCO2施肥を行うため温度や光条件との関係からCO2施肥が光合成速度に及ぼす効果を調べる実験です。

作物の環境ストレス耐性向上に関する研究

地球温暖化による高温登熟障害で増える白未熟米
水稲の高温登熟障害回避に関する圃場試験

近年の地球温暖化は、作物の成長や品質に大きな影響を及ぼすと考えられます。水稲では、登熟期の気温が高まることによって乳白米や腹白米などの白未熟米が多発し、品質が劣化して一等米比率の減少が問題となっています。本研究では、冷水かけ流しや疎植栽培によって根の機能を高めることにより高温登熟障害耐性を高める可能性を調べています。また、宇都宮大学で開発された新品種「ゆうだい21」について調査したところ「ゆうだい21」の高温登熟耐性が高い可能性が示され、その機構の研究も行っていきたいと考えています。

文献リスト

  1. 和田義春・大柿光代・古西朋子 2010. 出穂期以前の高温条件が水稲の生育,根/地上部重比および玄米外観品質に及ぼす影響. 日本作物学会紀事 79: 460 ―467
  2. 和田義春・添野隆史・稲葉幸雄 2010. 促成,半促成栽培におけるイチゴ品種‘とちおとめ’の高CO2濃度下の葉光合成促進に及ぼす光と温度の影響. 日本作物学会紀事 79:192―197.
  3. Ueno, O., S.W. Bang, Y. Wada, etal. 2003. Stractural and biochemical dissection of photorespiration in hybrids differing in genome constitution between Diplotaxis tenuifolia (C3-C4) and raddish(C3). Plant Physiol. 132:1550-1559.
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