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農学部について
農学部生物資源科学科・農学研究科生物生産科学専攻植物生産学講座
本條 均

教 授

本條 均

ほんじょう ひとし

植物を用いた温暖化・都市化の影響評価と温暖化しても安定した果実生産を可能とする技術開発を行なっています。

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比較農学研究室

気候温暖化に適応した落葉果樹の安定栽培技術の開発

写真1.宇都宮大学農学部附属農場の水田全景.

温帯と熱帯・亜熱帯地域とを対比しながら持続的な農業生産のための研究に取り組み、温暖化(特に秋冬期の高温化)の影響で冬の低温遭遇が必要な落葉果樹の休眠・開花・成熟現象が大きな影響を受け、栽培が不適となる産地も予測でき、温暖化した場合でも、安定した果実生産が持続可能な技術の開発を行い、環境負荷が少なくコストのかからない休眠・開花の調節技術の開発による温暖化適応の落葉果樹栽培の安定化を目指しています。西南暖地で顕在化しているニホンナシの花芽異常の発生要因の再現とその制御技術の開発に取り組んでいます(写真1-1)。

植物測器を用いた温暖化と都市化の影響評価に関する研究

図2-1.宇都宮における桜「ソメイヨシノ」とニホンナシ「幸水」の満開日の推移
図2-2.ニホンナシ「幸水」開花日の推定誤差変動に顕われた気象台と農試の環境変動(宇都宮)

発芽・開花に低温遭遇が必要なバラ科の桜とニホンナシを対象に、生物季節解析から樹園地を取り巻く温度環境の変動を評価する、植物を測器とする気候変化影響の解析手法の開発に取り組み(図2-1,2-1)、開花予測と実開花日との推定誤差の変動解析から、予測に用いる宇都宮気象台周辺の気温が90年以降に急激に高温化したことや、供用開始された宇都宮北道路の堰堤の影響などを検出し、気象観測点と生物気象観測点を取り巻く環境変化の影響を経年的に評価できることを明らかにし、さらに解析を進めています。

文献リスト

  1. 植物測器を用いた温暖化と都市化の影響評価手法の開発,日本農業気象学会2009年全国大会講演要旨,p.35.
  2. 気候温暖化が落葉果樹の休眠,開花現象に及ぼす影響,園芸学研究,第6巻,2007年,pp.1-5.
  3. Dormancy and flowering control for Japanese pear by micrometeorological modification,J. Agric. Meteorology, Vol.60, 2005年,pp.805-808.
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